科学かそれともオカルトか? 事件の真相は選択肢次第――「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」(2/2 ページ)
日本一ソフトウェアは、プレイステーション 2用ホラーアドベンチャー「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」を11月に発売する。嘘か誠か定かではない都市伝説を巡り、主人公は奇怪な事件に巻き込まれていく。
ゲームシステムや演出
本作は各話で起こる不可思議な事件を科学的見地で考えるか、オカルト的見地で考えるかによって、ストーリー展開や結末が変化するマルチエンディングを採用している。ストーリー中に挿入される選択肢によって分岐が発生する場合があるわけだ。本作では新機能として、各話で一度読んだことのあるシナリオを視覚的に把握できる「分岐ツリー閲覧機能」を搭載している。これによって、まだ読んでいないシナリオを一目で把握して、無駄なく読破することが容易になった。
推理ロジック
「推理ロジック」とは各話ごとに進行によって判明した人物たちの相関図を完成させるものを指す。ストーリー中に推理ロジックで使用できるキーワードが現れた場合、文字が緑色で表示される。このキーワードを使って推理ロジックを完成させる。物語が進むにつれて、人物や取得するキーワードの数も増えていくので、各話が終了する前に推理ロジックの空欄部分に適切なキーワードを入れておくことが肝心となる。各話終了時には、推理ロジックの完成度によって捜査評価が下され、評価が一定以上でないと、次の話に進むことはできない場合もあるとか。
セルフ・クエスチョン
セルフ・クエスチョンとは連続する選択肢を自問自答のようにして答えていき、それまでの捜査状況をまとめること。ストーリーの分岐に大きく関わる要素でもあるので、慎重かつ冷静に判断していかなくてはならない。セルフ・クエスチョンはストーリーの途中に差し込まれており、各話ごとに数度行うことになる。
カリッジ・ポイント
カリッジ・ポイントとは選択肢を選ぶ際に必要になるポイントのこと。特定の選択肢にはカリッジ・ポイントを消費しないと選べないものもある。各話ごとに決められたカリッジ・ポイントを取得していくので、ここぞという選択肢が現れた際に使用するのが好まれる。序盤でカリッジ・ポイントを消費しすぎて、終盤に重要な選択肢を選べなくなるなんてこのとがないように。
データベース
都市伝説をテーマとしているが、本作では都市伝説や怪談はもちろん、心理学、民俗学、法律などのさまざまな単語が登場する。ゲーム中で単語が登場すると自動的にデータベース“F.O.A.F.ファイル”に登録される。データベースでは一般的に馴染みの薄いこれらの単語を分かりやすく解説しているので、雑学の知識としても役立つだろう。データベースに登録される単語は全200種類。すべてのデータベースをそろえるためには、シナリオを満遍なく読まなければいけないので、単語を収集する楽しみ方もある。
背景演出とイベントCG
本作では、ゲームをより盛り上げる演出として、“背景演出”が強化されている。一部の背景は2Dながら静止画ではなく動的な画像を採用。雨が降る様や車のワイパーの動き、燃え盛る炎の揺らめきなど、前作と比較してもさらに臨場感が増している。また、ストーリー随所に散りばめられたカットインCGや一枚絵などのイベントCGも多数存在する
今年の7月5日にはPSPで「流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル The Best Price」が発売されている。本シリーズの特徴でもある推理ロジック、セルフ・クエスチョン、カリッジ・ポイント、データベースなども実装されているので、本作の予習にいかがだろうか? 価格は2940円(税込)
また、7月1日よりiモード公式サイト「日本一GAMES」において、「流行り神MOBILE〜警視庁怪異事件ファイル〜」が配信されている。こちらは、PS2用ソフト同タイトルの携帯アプリ移植版として、PS2版のグラフィックはそのままに、携帯アプリ向けにさまざまな点をリニューアルされている。メガiアプリとして配信するため、従来の500KBアプリと比べて通信が非常に少なく、快適にプレイすることが可能になった。プラットフォームは、FOMA 904i/903i/703iシリーズ(メガiアプリ対応機種)。
「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」 | |
対応機種 | プレイステーション 2 |
ジャンル | ホラーアドベンチャー |
発売予定日 | 2007年11月 |
価格 | 未定 |
プレイ人数 | 1人 |
(C)2004,2005,2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
(C)2004-2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
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