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秋の夜長にせっせとアジトを築く

先週のトップ10ですから、そりゃ東京ゲームショウ関連が多いでしょうな。そんな中、2位に「アイマス」がランクインしていて、タイトルの底力を感じずにはいられません。

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 PLAYSTATION Storeのゲームアーカイブスに最近「アジト」が追加された。さっそくPC経由でダウンロードして遊んでみたが、すぐに当時の思い出がふつふつと蘇る。インタフェースのぞんざいさ、あまりに無茶なマゾプレイっぷり……。FTPや格闘ゲームが苦手な筆者は、ゲームといえば小さい頃からこうした忍耐力を要するシミュレーションやRPGに特化して遊んでいたように思う。

 アジトは、ASTEC21が開発したプレイステーション用秘密基地作成シミュレーションゲームで、1997年2月28日に発売。シリーズ2作目の「AZITO2」からはバンプレストから発売され、3作目まで製作されている。プレーヤーはアリの巣を観察するかの如く、地表と地中を含めた横からの視点で、黙々と自分のアジトを構築していく。もちろん、敵の攻撃に備えてだ。

 今回、ダウンロードできるアジトは、バンプレストに発売が移ってからのアジトのような特撮ヒーローたちは登場しない。正義と悪の違いもなく、敵側に進撃することもできないという受け身の戦闘になる。ひたすらプレーヤーは寄せ来る敵を消耗させることに専念するのだ。あぁ、なんてマゾプレイ。

 穴を掘り、階段や通路を造り、司令室や動力室、保安室を設置、博士や機関長などをスカウトし、怪人やヒーロー、ロボットや兵器などの各研究所を作り、それが開発できれば迎撃用に配置する。シリーズ一貫したこれらの作業を粛々とコスト内に納まるようにアジト施設を充実させていく。いわばアジトの名を借りた経営シミュレーションだ。

 さて、アジトである。ある程度開発が進み、アジトがアジトらしくなると、敵が我がアジトに攻撃をしかけてくる。そこからが持久戦。敵の攻撃の隙を見ては修復し、開発した兵器を実装していくのだが……敵との彼我戦力比が歯痒い。まるで大東亜戦争時のアメリカのように、序盤はまだしも中盤あたりからモリモリと兵器を量産して送り込んでくる。なにこのプレッシャー。ステージによって難易度があるのだが、必勝法を忘れていたこともあり、初戦はあっというまにアジトが壊滅した……。クリアしたはずなのに……。

 こうした昔のゲームを改めて配信してくれるダウンロードコンテンツが各プラットフォームフォルダー含めて多くなったことはうれしい限り。アジトに限らず、「あぁーこのタイトル遊んだなぁー」なんて懐かしいタイトルが並んでいるので、たまには気軽にダウンロードしてみてはいかがだろうか? 上記にランクインしているゲームも何年後かにはダウンロードコンテンツとして配信なんて日も来るんでしょうね。

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