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旅行する時間がないので、「PGR4」で世界一周気分を味わってみた(1/3 ページ)

Xbox 360を代表するレースゲーム「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」。シリーズ最新作が発売されて数日――コースである街の作り込みがハンパない本作を使って、観光気分でレースを楽しんでみました。

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世界中の都市を楽しんでみよう

 いやー、こうも忙しいと旅行でもして気分転換を図りたいところだ。だが、旅行する時間なんかないし、先立つものもない。さらに、パスポートもいつぞやのE3取材以来見かけていない。「まあ余計なことは考えずに仕事するか……」と思いつつふと横を見ると、「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」(以下、PGR 4)があるではないか。コレなら手軽に遊べるし、世界中の都市が収録されているから、ちょっとは旅行気分が楽しめるかも……!? というわけで、今回はちょっと変わった視点から「PGR 4」を楽しんでみたいと思う。

 そもそも「PGR」シリーズとは、実在の都市を舞台に、実在の高級車種でレースを楽しんじゃおう、というレースゲームである。速く走るだけではなく、いかに“格好良く”走れるかが勝負のポイントとなるのが、大きな特徴である。詳しくは、発売前のプレビュー記事を参照してほしい。

 ちなみに前作「PGR 3」では、コースとなる都市の尋常ではない作り込みが、大きく話題になった。日本からは新宿がコースとして収録されており、回転寿司の看板まで再現されているという凝りようだった。

日本からは前作に引き続き、新宿コースを収録。歌舞伎町一番街の看板とか、ホントにそのままだ

まずはカナダ〜北米方面をぶらり一人旅――観光っぽい有名どころは見られるかな?

 ここからは気分を盛り上げるため、実際に都市を訪れたかのような感じで執筆していく。読者諸兄は、まあ生暖かい目で読んでいただけるとありがたいです。

 さて、最初に訪れたのは、カナダの東部にある州のひとつ「ケベック」だ。ケベック自体の知名度はさほど高くないと思われるが(筆者が知らなかっただけ)、実はかの有名な都市、モントリオールがある場所である。

 ケベックは北米唯一のフランス文化圏であり、カナダでありながら公用語もフランス語のみ。古風な建物と近代的なビルが同居する街並みは美しく、中でもノートルダム聖堂やマリア大聖堂などが有名である。ゲーマー的には、UBIソフトのモントリオールスタジオがある場所、という印象が強い。

 ちなみにゲーム中でノートルダム聖堂を捜してみたのだが、残念ながら発見できず。全然別の場所が収録されているのであろうか……。

北米ながらヨーロッパ風の建物が建ち並ぶケベック。超高層ビルも建ち並んでおり、そのギャップが見所でもある

 続いて訪ねたのは、ニューヨーク。アメリカ合衆国のニューヨーク州にある、ニューヨーク市だ。ちなみにGotham(ゴッサム)という愛称があり、本シリーズとは切っても切り離せない関係にある。

 本作で走れるのは、ブルックリンブリッジとマンハッタンブリッジの周辺。直線距離が長いため、猛スピードで突っ走れて気分爽快だ。さて、ニューヨークといえば自由の女神! ……なのだが、やっぱり本作では残念ながら見えず。その代わり、マンハッタン島ではニューヨーク市庁舎を拝むことができる。世界遺産が見たいのに!

こちらはニューヨーク市庁舎の建物。超高層ビルも無数にあり、大都会を感じさせられるコースだ
ブルックリン・ブリッジもこの再現度。直線距離が長く、バイクで突っ走ったその瞬間から俺は風になる

 引き続き、アメリカはラスベガスに向かった。いわずと知れた、カジノの街である。Xbox 360ユーザーにとっては、対テロ特殊部隊で暴れ回った懐かしい場所でもある。

 本作では、ラスベガスのBoulevardを中心に収録されており、見所は満載だ。かの有名なホテルミラージュやフラミンゴラスベガスを筆頭に、どの建物も豪華絢爛。夜になってもネオンが消えることはなく、絶えずにぎやかな街である。

こちらはフラミンゴラスベガス。かつては日本人観光客が多く利用していた、知名度の高いホテル
とにかくまあ、ハデな街です。スポーツカーよりも、高級車の方が似合うかも?

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