プロデューサーさん! 今度は応援ですよ、応援!!――リズムゲームも楽しめる「アイマス」が登場:「アイドルマスター ライブフォーユー!」レビュー(2/3 ページ)
Xbox 360を代表するソフトに成長した「アイドルマスター」の新作がついに登場。より手軽にライブをコーディネートでき、ついでにリズムゲームも楽しめる。何はともあれ、さっそく遊んでみました。
衣装や楽曲を選んでライブをコーディネート
顔合わせイベントが終わると、続いてライブのコーディネートを行う。ここで選べるのは、演奏する楽曲とユニットのコスチューム、それにライブ時のカメラ設定やボイスパートの振り分け(誰がどこを歌うか)などだ。基本的には前作で行えた設定を、そのままできると考えていい。ちなみに前作では、ゲームをある程度進めないとボイスパートやカメラアングルの設定を行えなかったのだが、今作では最初から行える。
さて、ファンとしては新曲や新コスチュームが気になるところだろう。ぶっちゃけ完全新曲は収録されていないが、既存曲16曲のリミックス<Aバージョン>が収録されている。また、DLCで既存曲のリミックス<Bバージョン>も10曲配信中だ。<Bバージョン>は無料ではなく、各300マイクロソフトポイントの有料配信となる。
リミックス曲はどれも大幅にアレンジされており、中には演歌っぽいのやウエスタン風、さらに戦隊モノをほうふつとさせるものまでバリエーション豊か。原曲のイメージを引きずっているものは、ほぼ皆無といってもいいだろう。
これらのリミックスは、ゲーム中で楽曲として選ぶことが可能。当然、リズムゲームやPV鑑賞で楽しむことができる。その「ゲーム中で選べる」という代償のためか、ボイスと楽曲のテンポはオリジナルと同一なのが惜しいところだ。
ちなみに新曲に関しては、DLCで配信されることが決定している。3月末にはPVでおなじみの完全新曲「shiny smile」が配信予定で、以後も登場予定だ。ちなみに「shiny smile」は、現状では予約特典のカードを使ったダウンロード方法しか公開されていないため、ファンの人は早めにゲットしておきたいところだ。発売後ではあるが、探せばまだある……かも?
というわけで新曲は今後の展開に期待したい。モーションも新たに作る必要があるので大変だと思いますが、「団結」とか「キラメキラリ」とか配信されませんかね?
続いてコスチュームはというと、新作が少量、前作のアイテムが多数、という印象だ。当然ながら、発売日からDLCでの新アイテムが配信されており、これらを含めると数はもう少し増える。
コスチューム自体は、前作の圧倒的なアイテム数から見ると「やや物足りない」という印象を受けた。まあ、これらは今後もDLCで配信されていくため、時間(とお金)が解決してくれることだろう。
ライブを「応援」で盛り上げろ!
ライブで設定する項目のうち、重要なのは、プレイヤーがステージ中に行う行動だ。今作では、「応援」と「撮影」の2種類を選択でき、「応援」を選ぶと、ライブ映像をバックにリズムゲームを楽しむことができるのだ。まずは「応援」から解説していこう。
「応援」の仕方は、かけ声、楽器A、楽器Bの3種類が用意されており、それぞれで難易度が変化する。また、実際に応援するときの効果音も変化する。かけ声だと“フッフー!”、“ハイ! ハイ! ハイハイハイ!”などの声(専門用語でPPPHと言うらしい)で応援することになる。楽器の場合は、太鼓やタンバリン、ベルなどの楽器でライブを盛り上げていくことになるのだ。
ライブが始まると、画面下部を右から、ボタンに対応したマークが流れてくる。対応したボタンをタイミング良く押してアイドルを応援する、という仕組みだ。正しいボタンをタイミング良く押せれば観客のボルテージが上昇し、失敗すると逆にボルテージが下がってしまい、HARDモードではボルテージが0になるとゲームオーバーになってしまう。
これらの効果音は意外と大きく、最初はちょっとビックリした。またかけ声で応援した場合、一人で遊んでいるにもかかわらず、ちょっぴり恥ずかしかった。ただ、裏を返せばそれは自身がライブに参加している、という一体感の表れで、ゲームになれてくるとこのかけ声が何とも楽しく感じるようになってきた。
リズムゲーム自体はかなりシンプルで、難易度も非常に簡単。筆者の場合、「難しい」でも初見でクリアーできるものがほとんどだったため、少々物足りなさを感じるくらい。ただし、パーフェクトの判定自体は普通のリズムゲーレベル並には厳しく、スコアアタックを目指せばそれなりに長時間楽しめそうだ。ちなみにスコアはオンラインランキングに対応しているため、一人で遊んでいても、どこまでランキングをのばせるかやりこむ、という楽しさは味わえるだろう。
ちなみにライブが終了すると、新たなコスチュームやアクセサリーが解禁されることも。またボルテージが一定以上であれば、その曲のリミックス曲も解禁される。
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