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プロデューサーさん! 今度は応援ですよ、応援!!――リズムゲームも楽しめる「アイマス」が登場「アイドルマスター ライブフォーユー!」レビュー(3/3 ページ)

Xbox 360を代表するソフトに成長した「アイドルマスター」の新作がついに登場。より手軽にライブをコーディネートでき、ついでにリズムゲームも楽しめる。何はともあれ、さっそく遊んでみました。

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より自由度の増したライブ鑑賞シーン

 プレイヤーの操作で「撮影」を選ぶと、前作でいうオーディション後のTV出演シーンを、そのまま楽しめる内容となる。ライブ中にカメラの位置をある程度変更できるなど、自由度は高くなっている。また、前作ではアイドルの能力が低いと「アクシデント」が発生することがあったが、今作では全く発生しないので、ミスのないライブを鑑賞できるのも大きなポイントだ。

 前作では、そもそもライブ映像を鑑賞するまでに、アイドルを育てたりオーディションに合格したりと、そこそこの労力が必要であった。加えてカメラアングルなどの設定は、何周かプレイしないと行えず、またユニットも2週目以降でないと組めない、という手がかかる仕様であった。

 だが本作では、買って即、思い通りのライブを楽しめる。「アイドルマスター」の大きな魅力であるライブシーンを手軽に楽しめるのは、間違いなく本作の大きな魅力であろう。コスチュームやアイテムも最初は一部しか使えないが、前作よりもコンプリートは比較的楽に思われ、難易度は大幅に低下している。苦労が少なくなった分、達成感も減少したが、そもそも“ファンディスク”とも呼べる作品だと思うので、これはアリアリな仕様だろう。

画像画像 ステージ中にカメラアングルをリアルタイムに切り替えることが可能。操作方法もポーズメニューから確認可能だ

画像 前作同様、写真を撮影することも可能。保存できるのは5枚までだ。「relations」は何度聞いても名曲すぎる
画像 ライブシーンは1つだけ保存することができ、メニュー画面で再生することが可能だ。その際は歌詞を消す機能も新たに搭載された

前作と合わせてセットでどーぞ!

 ふたを開けてみると、「アイドルのライブビュワーにリズムゲームをオマケで付けました!」という感じの本作。単体、特にリズムゲームとして見ると、かなり残念な部分が多いのだが、その部分はむしろオマケとして考えた方がいいだろう。「アイドルのライブを手軽に楽しめる」方を主な目的として楽しめば、ファンとしては満足できるハズだ。値段はちょっとお高いですがー。

 個人的には、リズムゲームの簡単さにこそ注目したい。筆者のようなにわか音ゲーマー(ちなみに「ビートマニアII DX」で2段)から見ても簡単すぎるのだが、逆に全くの初心者から見るとちょうどいい難易度で、リズムゲーム入門用として結構いいのでは? と思われる。正直、昨今のリズムゲームは格闘ゲームと同様に高難易度化への道を突き進みすぎているため、初心者が入り込む余地がない。そんな、「リズムゲームに興味はあるけど……」な人でも楽しめるのは、長所であるともいえる。やっぱり割高感がネックになりますがー。

 あと本編とは関係ないが、「実績」を非常に稼ぎやすいことも記載しておこう。Xbox 360ソフトのベスト5に入るほどコンプリートが簡単で、数時間で1000ポイントゲットできるのはおいしい。まあ実績マニアな人は、ということで。

 なお、アイドルたちとの会話は少ないため、本作からプレイを始めた人は、もっと彼女たちとのイベントを楽しみたいことだと思う。そんな人には、改めて本編の「アイドルマスター」をオススメしたい。昨年末にプラチナコレクションとなり、お手頃な価格になったので、ぜひこの機会にアイマスワールドを楽しんでいただきたい次第であります。筆者も再び前作を引っ張り出して、ちょこちょこ遊んでいる最中だ。

 ちなみにアイマスにハマると、次のような弊害(?)が現れるので気をつけてほしい。あくまでも個人的な感想ですが。

  • 多彩なアニメ作品にも興味を持つようになる
  • 765や72という数字に過剰に反応する
  • 伊織が夢に出てくる

 などなど。ゲームオタクが、普通のオタクにジョブチェンジした、という感じですか。ちなみに伊織は1回もプレイしていないのだが、なんで夢に出てきたんでしょうかねえ。ふしぎ!

(C)窪岡俊之 (C)2003 2007 NBGI PROJECT IM@S


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