PSPのSkypeはどこまで使える!?(1/2 ページ)
1月から延期となっていたPSP-2000のSkype対応が、3月18日のファームウェアアップデートでようやく実現された。そこで、PSPのSkypeがどの程度使えるものなのか試してみた。
Skypeの利用にはマイクが必須
当初は1月下旬のファームウェアアップデートでサポートするとされていた、PSP-2000(以下PSP)のSkypeへの対応だったが、Skype用としてファームウェアのアップデートに合わせて発売されることになっていた「マイクロホン(PSPJ-15014)」がSkypeの規定に合致しない点があるとして発売が延期され、それに合わせるようにPSPのSkype対応も延期されていた(関連記事参照)。その後、その問題に対する対策が施され、3月18日から配布が開始されたファームウェア「PSPシステムソフトウェア バージョン 3.93」から正式にSkypeへの対応が実現された(4月17日現在の最新バージョンは3.95)。また、マイクロホンも3月19日より販売が始まっている。
ではまず、PSPでSkypeを利用する時に必要となるものを確認しておこう。
PSPでSkypeを利用する場合、必ず必要となるものがマイクだ。PSPにはマイクが搭載されておらず、そのままでは自分の声を相手に届けることができないため、Skypeを利用するために必須の周辺機器となる。
PSPで利用できるマイクとしては、3月19日より販売が開始されている「マイクロホン(PSPJ-15014)」。現時点で、日本でSCEから正式に発売されているPSP用のマイクはこれだけなので、基本的にはこのマイクロホンを利用することになる。
とはいえ、このマイクロホン以外で利用できないものがないというわけではない。まず、「TalkMan」に同梱されているマイクロホン。これは単体発売されているマイクロホンとほぼ同じ仕様のもので、Skypeでの利用も問題ないとされている。また「ピーカラ」に同梱されているヘッドセットも利用可能だ。ただし、ピーカラ同梱のヘッドセットを利用するには、「リモコン付きヘッドホン(PSP-S140)」に付属するリモコンに接続しなければならない。PSPのマイク端子はヘッドホンジャック右の拡張コネクタ部分に用意されており、ヘッドセットを直接PSPのヘッドホンジャックに接続してもマイクが動作しないので要注意だ。
ちなみに「ピーカラ」同梱のヘッドセットは、北米などでは単体発売されていて、当然そちらも利用可能だが、日本ではヘッドセット対応ソフトが存在しないこともあって発売されてない。並行輸入業者が国内で販売している例もあるが、それでも入手は難しい。また、ピーカラも既に入手が困難だ。そのため、現時点ではやはり単体発売されているマイクロホンを利用するのが基本となるだろう。
また、PSPがインターネットに接続できる環境も当然必須となる。家庭内ではインターネット回線に接続されている無線LANアクセスポイントが必要だ。その場合、一般的な無線LANルータやアクセスポイントを利用してもいいし、ロケーションフリーベースステーションを利用してもいい。また外出先では、公衆無線LANサービスを利用すればいいだろう。
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