物語を紡ぐ“歴史のバトン”とは――「エンブレムオブガンダム」（2/3 ページ）

ガンダムの“表裏”が詰め込まれた渾身のシナリオで描かれるニンテンドーDSソフト「エンブレムオブガンダム」。今回は受け継がれた“歴史のバトン”で、どのようにストーリーが変化していくのかを解説していこう。

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キャラクターバスケットとレベルアップ

本作では、「キャラクターバスケット」という枠で、ガンダムの登場人物が分けられている。人間関係的に深いつながりのあるキャラクターは、同じバスケットに属する形となる。

　また、バトンの選択がこのバスケットに所属しているキャラクターに、レベルアップの効果を及ぼすのだが、これに加えてそれぞれのバトンには属性があり、そのバトンの内容によって影響を与えるバスケットが変わってくるのだ。つまり、バトンとは単純に視点が切り替わるだけのシステムではなく、攻略にも大きく影響する要素となっている。

　例えば、一年戦争時にホワイトベースに乗っていたクルー達は「バスケットA」になる。ただしバスケットに所属するのは、味方だけでなく敵も含まれる。またバトンの属性によって、どのバスケットに影響を与えるかが決まるので、攻略を優先するために、レベルを上げたいキャラが所属するバスケット属性のバトンを選ぶのもいいだろう。各ステージクリア後に、キャラクターがレベルアップする。

バトンの項目の右下にあるアイコンにも注目しよう。なお、どのキャラクターがどのバスケットに所属しているかは、いつでも確認できる

バスケットAに所属するキャラクター

バスケットAに属するバトンを選択した場合は、ステージクリア後こちらのキャラがレベルアップ

バスケットBに所属しているキャラクター

バスケットBに属するバトンを選択したため、ステージクリア後レベルがアップ

　なお、レベルアップは同じバスケットに所属する敵味方関係なく発生するので、次に進むステージに登場するキャラクターのレベルを先に上げておいたり、逆に後に脅威になるであろう敵のレベルを上げないようにすることが攻略のカギになる。もちろん、すべてのシナリオが最初から確認できるわけではない。特に、一年戦争では敵だったシャアが、グリプス戦役ではクワトロとして味方になるので、時代の流れを知っているユーザーにとっては、歴史全体をふかんしたプレイが楽しめるというわけだ。