実に新鮮なタイトルが並んだ6月最初の週間ソフト販売ランキング。トップ10位中7タイトルが5月29日に発売された初登場ソフトとなった。ライク外でもプロトタイプの「CLANNAD -クラナド-」(PSP)やスクウェア・エニックスの「フロントミッション2089 ボーダー・オブ・マッドネス」(DS)、ベネッセコーポレーションの「ふしぎ? かがく なぞときクイズトレーニング」(DS)、角川書店の「咎狗の血 True Blood(限定版含む)」(PS2)、KONAMIの「ビートマニア IIDX 14 GOLD」(PS2)、ユービーアイソフトの「レインボーシックス ベガス 2」(PS3)と20位以内に続いている。
さて、先週はセガのニンテンドーDS用ソフト「プロ野球チームをつくろう!」がランキングトップに輝いたが、今週はKONAMIのPSP用ソフト「実況パワフルプロ野球ポータブル3」がランクインと、2週連続で野球モノが販売を伸ばしている。
いわゆる「パワプロ」と呼ばれる本シリーズは、1994年にスーパーファミコンで第1作が発売されて以来、いくつものプラットフォームでシリーズを重ねる人気作である。2頭身のいろいろ省略されたパワプロくんが特徴で、毎シーズンの球団や選手の情報を更新しながら、徐々にマイナーチェンジをしてきている。
このパワプロシリーズが携帯ゲーム機対応として登場したのが1999年。ゲームボーイ版が最初だった。当時は、パワポケシリーズという別物として扱われ、これは現在でもニンテンドーDS「パワプロクンポケット10」として継承されている。では、なぜ別シリーズとして位置づけられることになったのか……? これは、単に“実況”要素が実装できなかったことによる。2006年のPSP版発売に際して、実況要素が実装され、携帯ゲーム機では初めて、タイトルに“実況”の文字が掲げられることになったのだ。
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