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「純喫茶ヒマラヤン」への謎の招待状届く――「ラストガイ」ってなんですか?

編集部に世界レスキュー連合と名乗る怪しい組織より招待状が届いた。指定された場所に行くと、確かに世界を救うべく謎の組織が暗躍していた……。

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いろいろツッコミどころはあるけども

U.R.F.より届いたあからさまに怪しい招待状がこちら

 ある日、編集部に世界レスキュー連合(U.R.F.)と名乗る謎の組織から“招待状”が届いた。いぶかしがりながら封を切ると、U.R.F.日本支部長のやえこなる人物からVIPに選ばれたという、明からさまに怪しい内容と、「ラストガイブラックカード」と書かれたカードが封入されていた。

 どこかの新興宗教かネズミ講の勧誘だろうか? どうやらU.R.F.日本支部へ筆者を招待してくれるらしいが、そこには「純喫茶ヒマラヤン」の文字が……。

 どうやらこの世界は深刻な危険にさらされているらしく、日本も例外なく“ヤツ”の標的となっているとのこと。そこでU.R.F.は、神保町に拠点を置き、やえこを中心に有能な“ラストガイ”を育てることを決意したのだそうだ。その拠点こそが純喫茶ヒマラヤンらしい……が。危険ってどんな危険? ヤツって誰? そもそも神保町に拠点ってやけに庶民的じゃないのか? しかも純喫茶だし。“ラストガイ”なる世界を救うべく人材を育てていることは分かったが、なぜそれが編集部に届いたのだろうか……。


急場しのぎとしか思えない、つっこみどころ満載の純喫茶ヒマラヤン。場所は秘密らしいが、これバレバレなんじゃないっすか?

 ヒーローものといえば、「純喫茶は主人公の憩いの場」というのがお約束と筆者は認識している。ヒーローものに目がないという個人的興味が勝り、怪しさ満載ながら、招待状にある神保町の某所へと足を運んでみた。そこには確かに急場しのぎとしか思えない、純喫茶ヒマラヤンの看板が掲げてあった。

 表向き純喫茶を装いながら、この場所こそ世界を救う最後の希望を育てるラボラトリーなのか? あまりにも場末感漂う雰囲気に、一抹の不安を覚える。店内に入ってみると、疲れたサラリーマンや学生らしい人が集う普通の純喫茶然としているが、その純喫茶の一角に「スペースインベーダー」全盛時をほうふつとさせるテーブル筐体が並んでいた。筐体をのぞきこむと、なにやら地図を上空から見下ろしたリアルな街並みを舞台にしたゲーム画面が目に入った。よくよく周囲を見渡すと、すべて同じゲームで、店内の装飾がインド風にコーディネイトされている。インド関連の書籍が並び、リーダー学なんてものもある。どうやら店名の「ヒマラヤン」といい、インドと深い関係があるようだ。そして店内には、なぜかトロとクロのぬいぐるみが……はっ!? まさか、これって新作発表だったの?


お冷とおしぼり、やえこのスマイルやぼやきが0円の看板も。ただしブラックカード所持者に限るらしい
ヒマラヤンのTシャツを着た店員が、満面の笑みでお出迎え。筆者はケーキセットを頼んでみた
店内にはゲーム機と雑然とインドやリーダー学の書籍が並ぶ。あれ、コントローラがPS3……?

ヒマラヤン特製の100円ライターまである
しょぼくれてゲームをする先客が。何か嫌なことでもあった? というかトロがいる!
まさかこの「純喫茶ヒマラヤン」、PS3ゲームタイトルのお披露目会なの?

やけにリアルな日本の某所ってことしか言えない。バレバレっすか? 舞台はここ以外もあるらしい。プレイヤーは“ヤツ”らから人類を救わないといけない

 実はこれ、ソニー・コンピュータエンタテインメントが今夏イチオシのPS3タイトル「ラストガイ」のちょっと変わったお披露目会だった。「ラストガイ」がいかなるタイトルかは後日お伝えするが、真上から見た街を舞台にプレイヤーは世界の危機に相対することになる。世界の危機こそ、前述した“ヤツ”にほかならない。全世界的に展開されるヤツらの暴挙から人類を救うべく、プレイヤーとなる救世主をこの“純喫茶ヒマラヤン”で養成しようという趣旨らしい。なんて回りくどいお披露目会なのかと思わず脱力する。

 筆者もとある日本の観光地をモチーフにしたステージを楽しんでみたが、設定されていた目標をなんとかクリアすることができた。世界を救うべく“ラストガイ”へと一歩近づけたはず。今回プレイしたのは1ステージだけだったが、他にどんなステージがあるのかと気になるばかりである。U.R.F.として戦える日を楽しみに、次なる情報をお待ちいただきたい。

 なお、今回のイベントはプレス向けに公開されたものだが、一般の開放も7月18日より予定しているとのこと。残念ながら今回はご機嫌斜めということで、個人的に注目していたやえこさんには会えなかったものの、ぜひとも次回はやえこのスマイルを眺め、ぼやきも聞いてみたいと思う。直接「ラストガイ」を楽しみたい方は、いましばらくお待ちいただきたい。

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