資料も遊びも盛りだくさん「ナムコミュージアム」(Vol.4〜アンコール):ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
前回に引き続き「ナムコミュージアム」。今回はVol.4からアンコールまでの3本を取り上げます。前回はゲーム中の画面写真が1枚もないという不思議な記事でしたが、今回もそんな感じ。それでも記事が成り立っちゃうくらい、ゲーム以外の部分もよくできているのです。
「アンコール」に展示室はなかったけれど
本来5本で終わるはずだった「ナムコミュージアム」シリーズだが、好評につきもう1本発売された。それが「ナムコミュージアムアンコール」。通常版のほか、大きな箱がついた限定版も出た。箱には前の5本とメモリーカードも収められるようになっている(アンコール以外のソフトはついていない)。
それまでナムコミュージアムシリーズ5本のパッケージには、それぞれn、a、m、c、oと書かれていた。アンコールではどうなるんだろうと、発売前から話題になったが、アンコールのパッケージには、登録商標を表すマルRが書かれた。
収録ソフトは、「キング&バルーン」「モトス」「スカイキッド」「ローリングサンダー」「ワンダーモモ」「ロンパーズ」「ドラゴンセイバー」の7本。
ミュージアム館内は、かつて蒲田にあったナムコのゲームセンター「ミライヤ」をイメージしているが、今回は1部屋だけで、ラウンジや各ソフトの展示室はない。ただしインストラクションカードやポップなどは、各筐体を指し示すことで見られるようになっている。
以上シリーズ6本で、収録されたソフトは計38本。後に他機種で発売されたナムコミュージアムと比べても多い。フォゾンやグロブダー、モトスなど、玄人受けする作品も収録された。これが唯一の家庭用ゲーム機への移植という作品も多数。
後に「タイトーメモリーズ」シリーズが出てくるまでは、これだけ渋いゲームが数多く復刻移植されたのも異例だった。
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