ちょっと新宿でワイヤーアクション――「バイオニック コマンドー マスターD復活計画」を体験プレイ(2/2 ページ)
PS3/Xbox 360「バイオニック コマンドー」の最新作を前に、ダウンロード配信タイトルとしてまもなく発売される予定の「マスターD復活計画」を体験しに、カプコンに行ってみた。
追加された要素は横投げだけではない。モード自体も充実している。本作には2人でのプレイも用意されている。残念ながらオンラインでは遊べないが、2人で協力してステージをクリアすることも可能だ。協力プレイでは、それぞれがいる位置によって、同画面で表示されることもあれば、離れた位置にいることで分割画面で表示されることもある。分割の場合、ステージの形状から鑑みて、自動的に認識してタテかヨコに分割される仕様となっている。なお、協力プレイではボスのAIも変化し、多様な攻撃を見せてくれる。
オリジナルになかった要素では、データベースの充実や、最大4人までの対戦プレイを実装したことも挙げられる。4人対戦ではデスマッチ、サバイバル、デスフロアなど3種類用意されており、それぞれ時間やステージを設定することが可能だ。なお、プレイヤーキャラクターは攻撃力や体力が異なる4人から選択できる。この対戦プレイを実際に遊んでみたのだが、これがなかなか面白い。こちらも残念ながらオンラインプレイは実装されないが、コントローラを持ち寄って遊びたくなる良作になるのではないかと評価した。
前述したとおり、「BIONIC KOMMANDO」の続編がXbox 360とPS3で発売されることになっている。この配信タイトル「バイオニック コマンドー マスターD復活計画」があれば、最新作でコスチュームやさまざまな隠しアイテムが入手する連動要素が用意されるとのこと。また、なにげにPS3版ではPSPでのリモートプレイに対応しているほか、各ハードによって専用チャレンジステージもあるのだとか。
本作では、20年前の懐かしい気持ちになってほしいということで、水木一郎さんとのコラボレーションが実現し、テーマ曲を熱唱している。作曲は田中公平氏とこれまた豪華。このテーマ曲と「バイオニック コマンドー マスターD復活計画」がシンクロしたスペシャル映像が、Xbox LIVE マーケットプレイスとPLAYSTATION Store、そして公式サイトで近日配信予定だ。
ストーリー
突如として、アメリカ連邦国(FSA)中枢部に対する帝国軍の攻撃が開始された。カリスマ性を備え持つ指揮官キルット総統に率いられた帝国軍はFSA内のエリアを次々に占拠し、戦術上の要地や工業施設を支配下に収めていったのである。
前世紀に滅びたかつての軍事政権の遺物である極秘の軍事計画。その存在は、“アルバトロス計画”という名前だけが知られており、その存在が語られていたものであるが、キルット率いる帝国軍は、この軍事計画の設計図を入手したのである。そしてこの設計図には、想像を絶する力を持った軍事兵器の概要が記されていた。
“アルバトロス計画”の背後にある真実を探るべく、FSAは最強の諜報員を送り込んだ。男の名はジョセフ・ギブソン。その華麗な動きから、“スーパージョー”という異名を持つ諜報員である。しかし、ジョーに与えられた任務が果たされることはなく、彼は帝国軍に捕らえられ、そのまま行方不明の身となってしまった。
帝国軍からスーパージョーを救出し、加えて敵の計画を阻止するという任務はほぼ実現不可能といって差し支えない難しさをはらんでいる。普通の兵士にはとても成功を望むことのできないこの任務に対し、FSAが白羽の矢を立てたのが、バイオニック・コマンドーであった……。
「バイオニック コマンドー マスターD復活計画」 | |
対応機種 | Xbox 360(Xbox LIVEアーケード)/PS3(PLAYSTATION Store) |
ジャンル | 2Dスウィングアクション |
発売予定日 | 今夏 |
価格 | Xbox 360版:800マイクロソフトポイント/PS3版:1200円(税込) |
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