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戦場で生き延びるために――「コールオブデューティ4」編新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル(第2回)(3/3 ページ)

FPS・TPSをもっと上手くなりたいという人にお送りする「新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル」。連載第2回目となる今回は、チームの連携について。これであなたもチームメンバーに頼りにされるワンランク上のプレイヤーになれるかも。

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「頼りになるヤツ」ランキング
1位良いポジション取りをして援護してくれる
2位死角をカバーしてくれる
3位敵の位置、人数を知らせてくれる
4位投てきを良いタイミングで使ってくれる
5位現在のスコアや時間を報告してくれる

 ここからは、戦場で自分のチームに1人はいてほしい「頼りになるヤツ」のランキングを紹介していく。5位にピックアップしたのは「現在のスコアや時間を報告してくれる」ヤツ。これはプレイに熱中してくると、スコアや残り時間になかなか目が行かないことが多く、そんなときに「あと○分!」、「○○ポイント差だよ、落ち着いていこう」などと声をかけることで、士気を高め、プレイにメリハリが出てくる。これはプレイの上手い、下手に関係なく行えるので、プレイ中に気がついた人はどんどん知らせてあげるといいだろう。

 敵の集団に襲われ、劣勢になっているとき、手榴弾や閃光弾を敵の位置にピンポイントで投げてくれたり、敵が来そうなところに手榴弾を投げたりと「投てきを良いタイミングで使ってくれる」ヤツが4位にランクイン。これによって敵がダメージや、閃光弾やスタングレネードの影響を受けていれば、有利な状態で戦闘を進められる。

 3位は、敵がどこに何人くらいいるか、武器は何を持っているかの情報を出してくれる「敵の位置、人数を知らせてくれる」ヤツだ。どこに敵がいるか分からずにプレイするより、敵がいる方面を理解しておけば、ある程度敵の進行ルートも予測できる。もちろん敵も動いているので、できる限り頻繁に情報を出し合うといいだろう。敵を視認できた際や援護の時は、「○○で敵スナイパー発見」と連絡を交わすことによってチームメンバーが迅速に行動できる。

 2位の「死角をカバーしてくれる」ヤツ、これこそがチームプレイの醍醐味、と言えるだろう。戦争や軍隊モノの映画を見たことがある人はすぐ分かるかもしれないが、味方が右を向いていたら左を、正面を見ていたら背後を、と死角をカバーし合う、「ツーマンセル」での行動がチーム戦の重要な鍵となってくる。「お前の背後は俺に任せろ!」なんて言いながらも、敵を発見したときはボイスチャットですぐ応援頼むといった弱気プレイも大事。

 そして堂々の1位は、「良いポジション取りをし、援護してくれる」ヤツ。屋根の上からの狙撃や、壁を貫通させての射撃など、これは敵を狙う「エイミング」のスキルはもちろん、マップを熟知していることや2位の「死角をカバーしてくれる」といった要素がある上で可能なプレイだ。これができれば、誰もが安心して背後を任せられる、「頼れるヤツ」になれるだろう。

 番外になるが、「ロケットランチャーやグレネードランチャーの扱いが上手い」ヤツもいてくれるとうれしい。ロケットランチャーは弾速が遅いため当てるのがなかなか難しい。同じくグレネードランチャーも弾速が遅く、放物線を描く起動のため敵の動きを予測して撃つ「偏差射撃」が必要になってくる。空中からの銃撃で移動の制限をされ、耐久力も高く、なかなか倒せないヘリコプターを敵が出してきたときに攻撃力の高いロケットランチャーですぐ撃墜できれば、被害も最小限に抑えられる。

 さらに「明るく元気」なヤツをピックアップ。特別プレイが上手というわけではなくても、明るく元気なプレイヤーはパーティーのムードメーカーとなる。そんな人が1人いると、チームメイトも声を出しやすい環境になり、情報伝達や指示が行き通りやすくなる。

敵を照準に捉えたら、ボイスチャットで仲間に呼びかけよう
道が分かれている場合、味方が向いている方向とは違う方向を見てあげよう。そうすることで味方が横を突かれてもカバーできる
仲間が攻撃を受けているときの遠方からの援護、こんな時こそプレイヤーの真価が問われる

今までのことをおさらい「チーム行動のコツ」

 「CoD4」では、自分のキル数とデス数(敵を倒した数と敵にやられた数)を比べて、キル数の方が多ければ多いほどチームへの貢献度が高いといえる。例えば、敵を10人倒しても、自分が15回やられてしまうより、敵を3人しか倒さなくても、自分は1度もやられない方がチームへの貢献度は高いといえるだろう(ルールによってはある程度変わってくるが)。敵をあまり倒せずにやられてばかりで困っている人は、まず自分のデス数を減らす方法を考えてみると、スコア上昇への道が見えてくるかもしれない。そのためにプレイ中は味方と声を掛け合い、敵味方の位置を把握する必要がある。そうすることで不要な戦闘は避け、敵にやられる可能性がグンと減ってくる。また、レーダーで発砲している敵を確認したり、単独行動をしないようにすれば接敵にも備えられるので敵を倒しやすくもなる。

 他にも、武器につける装備や、パークの組み合わせによっての戦術を変えるのも良い。筆者がプレイして面白いと思った戦術は、スタングレネードを投げ、敵の動きを遅くし、さらに手榴弾を投げるといったものだ。スタングレネードを投げた後はそのまま敵に近づいていき、射撃を行うことがよくある使い方だと思う。しかし、スタングレネードを食らった相手の動きは遅くとも射撃はできるので、返り討ちにされてしまう可能性がある。そこで動きが遅くなり逃げられない敵に手榴弾を投げて、倒せなくてもダメージを受けた敵に追い討ちをかけやすくすることで、自分の有利な状態で戦闘を進められる。自分で磨くスキルのほかにも、挟み撃ちや仲間をおとりにして、敵が攻めてきたところで複数人で集中攻撃をするなど、戦術をみんなで編み出して共有していくことでさらなる上達が望める。

 最後に、チームプレイは敵を倒すだけでなく、「ボイスチャットでの報告」、「死角をカバーしてあげる」、「威嚇射撃で敵を足止めする」など、スコアに直結するものでなくてもいろいろな形でチームに貢献できるので、自分の役割を探していこう。

 さて、2回に渡り「コールオブデューティ4」を使用しての「FPS・TPS上達マニュアル」をお伝えしてきたが、参考になっただろうか? 次回からはピックアップするタイトルを変え、Xbox 360とPCでリリースされているTPSの「ロストプラネット コロニーズ」を使って解説していく。

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「コール オブ デューティ4」(C) 2007 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Modern Warfare is a trademark of Activision Publishing, Inc. All rights reserved. This product contains software technology licensed from Id Software ("Id Technology"). Id Technology (C) 1999-2007 Id Software, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

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