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リズムにノってスクリーンをはじけば、そこは天国――あのリズムゲームがゴールドになって帰ってきた!「リズム天国ゴールド」レビュー(3/3 ページ)

みなさん「リズム天国」はご存知だろうか。その続編がDSで登場した。今度はタッチペンでリズムを刻む。叩いてはじいて刻む。つんつんぴぴんとリズムを刻んで、爽快感、高揚感、緊張感、いろんな“感”を楽しめる。そしてもっとも必要なのは、もちろん“リズム感”だ。

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やり込み要素、遊び要素もバッチリな、リズムアクションの秀作

 各ゲームをクリアしてプレイできるゲームを増やしつつ進んでいく、というのが基本的なプレイの流れだが、リズムアクションを極めたいプレイヤーにはさらなるやり込みが待っている。「平凡」ではなく「ハイレベル」の評価でクリアするとメダルが手に入るのだ。このメダルを集めることで、さまざまなミニゲームやオマケ要素を開放することができる。

 メニューからメダルのアイコンを選択すると、エンドレスゲームズ、リズムおもちゃ、ギターレッスン・ベーシックコース、ギターレッスン・テクニカルコースの4項目が表示される。それぞれメダルがたまればたまるほど遊べる選択肢が増えていくのだ。

 また、時折「このゲームでパーフェクトをとったら特典が手に入る」という内容の表示とともに、すでにクリアしたゲームへのパーフェクト挑戦ができることがある。この時にそのゲームでミスなしのクリアを達成すると、これまたいろいろなオマケ要素が開放されていくのだ。ただクリアするだけなら簡単なゲームも、ミスなしのクリアは難しかったりするもの。パーフェクトを狙っているが故に思わぬミスをしてしまうのもご愛嬌だ。

エンドレスゲームズのひとつである「コイントス」。コインをはじいて、ちょうど手元に落ちてきた時にタッチでキャッチ。タッチのタイミングはシビアで、簡単なようでけっこう難しい
リズムおもちゃに収録されている「スロット」。謎の生き物型スロットをひたすらプレイするという、まさに“おもちゃ”でしかない内容だ。このシュールさがたまらない
パーフェクトを目指して50ある特典をすべて開放しよう

 基本的なゲームの流れは前作を踏襲しつつも、操作面で新しさを取り入れた本作。それを良しとするかどうかで評価は変わってくるだろうが、筆者としては、ボタン操作の前作は前作、タッチペン操作の本作は本作、ということで、別物として捉えている。その上で、前作ファンとしても十分納得のいく出来になっていると感じた。前作もそうだったが、“やるべきことは頭で分かっているのに、うまくできない悔しさ”から“繰り返しプレイすることで学習し上達する快感”に至る、という良質なアクションゲームの条件をしっかりと備えている。

 前作同様に、つんく♂氏らしい楽曲からヒップホップ、スカ、ロック、演歌など多彩なジャンルの楽曲まで、ジャンルの垣根を越えて様々な要素が盛り込まれているのも評価したい。それらに触れながらリズムにノることの楽しさを体験できる本作は、リズムアクションゲーム好きなら迷わず“買い”だと言える。収録されているひとつひとつのゲームが2、3分で終わるものばかりなので、ちょっとした空き時間に軽〜くプレイできるのもうれしい。

 ぜいたくを言えば、せっかくニンテンドーDSなので多人数プレイのモードがあればよかったかな、という点と、やはりボタン操作も採用してほしかった、という点が気になった。そのあたりをクリアした次回作が出ますように、と早くも続編に期待しつつ、手強いリミックスに挑戦中の筆者だ。あぁ。やるべきことは分かっているのにミスってしまうこのもどかしさ……。たまりませんっ。

「リズム天国ゴールド」
対応機種ニンテンドーDS
ジャンルノリ感ゲーム♪
発売日2008年7月31日
価格(税込)3800円
プレイ人数1人
(C) 2008 Nintendo (C) 2008 つんく♂
Co-developed by TNX


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