Google先生に、2001年のゲーム業界がどんなだったか聞いてみた:日々是遊戯
Googleが10周年を記念して期間限定でオープンしている、「2001年当時のWebサイトをさかのぼって検索・閲覧できる特設サイト」が面白い。これを使って、2001年のゲーム業界を振り返ってみると……?
7年でびっくりするほど変わるゲーム業界
すでにあちこちで話題になっているが、Googleが今年で10周年ということで、これを記念して「2001年にタイムスリップできる特設サイト」を10月下旬までの期間限定でオープンしている。
要は「2001年当時のWebサイトをさかのぼって検索・閲覧できる」というだけなのだが、いざ触ってみるとこれがなかなか面白い。せっかくなので、2001年当時のゲーム業界がどんなだったのか、Google先生に尋ねてみた。
さて、最初はやはり任天堂から見てみよう。2001年と言えばちょうどゲームボーイアドバンスとゲームキューブが発売された年だが、サイトの情報自体はどうやら2000年末くらいに保存されたものらしく、主力はまだまだゲームボーイカラーとニンテンドウ64といった印象。この頃はまさかニンテンドーDSやWiiがこんなに売れるとは思わなかったなあ……(というか出てないし)。
対するソニー・コンピュータエンタテインメントはどうだろうか。なぜかSCEIのページはひっかからなかったので、かわりに当時のPlayStatiton.comをのぞいてみると、こちらはちょうどプレイステーション 2が立ち上げに大成功したところで、しかももうすぐ最大のキラーソフト「ファイナルファンタジーX」も発売間近という、まさに世の春を謳歌しているような状態。これがまさか、後に任天堂にシェアを奪い返されることになろうとは……。あと左下のランキングに、個人的に大好きなバカゲー「蚊」がランクインしているのにちょっと笑いました。
それから当時のハードメーカーと言えば、忘れてはならないのがセガ。2001年と言えば年明け早々いきなりドリームキャストの製造中止が発表された、セガファンにとっては忘れようにも忘れられない年なのだが、サイト自体は不思議と落ち着いたもの。発売スケジュールなどを見るかぎり、おそらくハード撤退発表からしばらく経ったころに保存されたものと思われる。たしかハード撤退に伴い、この年は数百億円規模の赤字を計上したはずだが、いやはやあれからよく立ち直ったものだと思う。
2001年と言えばほんの7年前なのだが、各ハードメーカーのページをざっと見てみただけでも、今とはまったく状況が違っており、業界の流れの速さをあらためて痛感させられた。他にもかなりのサイトが当時のままで保存されているので、興味がある人はぜひ検索してみてはいかがだろうか。
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