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YouTubeがテレビに対応――Wii、PS3から「YouTube for TV」を試す日々是遊戯

去る1月15日よりスタートした、YouTubeのテレビ向け新サービス「YouTube for TV」を試してみました。

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テレビ感覚で「YouTube」の動画が楽しめる

1月15日より公開されている「YouTube for TV」。現在はβサービス中

 すでにニュースでもお伝えしているとおり、動画共有サイトYouTubeで1月15日より、テレビ向けの新サービス「YouTube for TV」がスタートしている。これまでにも、アクセスポートが運営する「Woopie TV」や、はてなの「Rimo(リィモ)」(こちらは昨年8月でサービス終了)など、他社による類似サービスはいくつか存在していたものの、YouTube自身がこうしたサービスを立ち上げるのは初めて。さっそくその使い勝手を試してみた。

 現時点ではまだβ版ということで、WiiとPS3からの閲覧にのみ対応。インターネットブラウザから“www.youtube.com/tv”にアクセスすると、専用のトップページが立ち上がる仕組みとなっている。PS3版とWii版とでは若干インタフェースが異なるが、どちらもPC版に比べるとかなりスッキリしたレイアウトでまとめられており、リモコンやゲームパッドでも操作しやすいよう配慮されている印象。また動画の検索よりも、評価や再生回数にもとづいた「おすすめ動画」の表示を前面に出した構成となっており、チャンネルを切り替えるような感覚で、話題の動画をパラパラとチェックしていけるのは面白い。動画が終了すると、次の関連ビデオを自動で再生してくれる機能もあるため、テレビのように「つけっぱなし」にしておくことも可能だ。

 ただ一方で、コメントの閲覧や投稿、タグによる動画検索、HDモードでの表示など、PC版に比べて一部カットされている機能もあり、がっつり使いたい人には少々物足りない部分も。特にせっかくPS3の広いブラウザ画面で表示しているのに、HD動画を楽しめないのはちょっと残念(普通のYouTubeで見れば済む話だが……)。このあたりは、あくまで「テレビ感覚でライトに動画を楽しむ」ためのサービスと割り切って使うのがよさそうだ。

 とは言えこれまでは自室のPCにかじりついて見ていたYouTube動画を、リビングの広い画面で見られるのはうれしい。今はまだ他社の類似サービスと似たり寄ったりの機能しかないが、今後、本家ならではの機能拡張に期待したいところだ。

Wii版は白を基調としたデザイン。解像度や操作方法の違いに配慮してか、PS3版よりもシンプルにまとまっている

Wii版とは対照的に、PS3版は黒ベースのシックなデザイン。パッドでも操作しやすいよう、ボタンの配置などもよく考えられている

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動画共有サービス | YouTube | PS3 | Wii | 日々是遊戯 | Rimo


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