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戦場で生き延びるために――「サドンアタック」編(後編)新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル(第4回)(2/2 ページ)

FPS・TPSを上達したいというプレイヤーのためにお送りする「新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル」。前回はPC用FPSタイトル「サドンアタック」を扱ってゲームの基礎的な部分を紹介したが、今回はチームプレイや便利な課金アイテムについて、またサドンアタック公認インストラクターのKeNNy氏にインタビューを行ってきた。

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サドンアタック公認インストラクターKeNNy氏インタビュー

 今回はサドンアタックの公認インストラクターKeNNy氏に、サドンアタックのコツや上達方法などについてお話を伺ってきた(以下、敬称略)。

KeNNy氏プロフィール

KeNNy氏

 1986年、福島県生まれ。FPS歴約8年。サドンアタック公認インストラクターKeNNy氏は、現在大会への出場やクラン活動、自身のblogで様々なテクニックを披露するなど、多方面で活動している。2007年12月に行われたSACTL2007では、KeNNy氏がリーダーを務めるクラン「RustyEggs」が見事優勝。日本トップレベルの腕を見せつけた。

 2008年8月には株式会社ユーザーズサイド主催のサドンアタック講習会にて、サドンアタック公認インストラクター「KeNNy」氏が自ら講師を務めた。2008年11月から12月にかけて行われた「サドンアタック公式全国大会SACTL2008」では、384クラン中で2次予選リーグAブロック3位という成績を残した。


―― さっそくですが、サドンアタック公認インストラクターとしてどんな仕事をされているのでしょうか。

KeNNy 現在はサドンアタックの講習会以外にゲーム内でユーザーさんから質問が来るので、そういった方たちにアドバイスをしたり、実際に部屋を作って武器の使い方などを教えています。毎日プレイしているわけではないですが、オンラインには大体夜9時から12時くらいまでいますね。

―― インストラクターになった経緯をお聞かせください。

KeNNy 最初はクローズドベータ時代からプレイヤーとして遊んでいて、正式サービスが始まって数カ月くらいにお話を頂戴しました。実際インストラクターを始めたのが2007年の12月ごろですので、丸1年が経過したくらいでしょうか。

―― ゲームについてお伺いします。敵を倒すため、スコアアップに繋げるためにはどういったところに気をつければいいでしょうか。

KeNNy まず、マップごとに必ず敵と遭遇しやすい交戦ポイントがあるのでそこを覚えて警戒しておくと良いです。1人で突っ込んでいってしまってやられてしまうのであれば味方との連携を意識して、できるだけ味方の動きに合わせて動くといいかもしれません。例えば味方が突っ込んでいったらカバーしてあげるといったように。僕は基本的にエイミング(照準を合わせる動作)を主に気をつけています。これは常に敵の頭の位置を予測して、照準の位置を水平にマウス移動させることが重要です。また、一度マップを覚えてしまえばどの辺から敵が出てくるか絞れるんですね。プレイ中にそういうところに常に照準を合わせておくとヘッドショットが出やすいです。

―― 武器ごとのコツや練習方法というものはあるのでしょうか。

KeNNy 武器の種類はたくさんあるので、すべての武器でこうした方がいいというのはないですけれど、基本的に銃は射撃の反動でブレるので、撃つ際には照準を少し下げる「リコイルコントロール」というテクニックはどのアサルトライフルでも気をつけなければならない点ですね。

―― 逆にこれをやってはダメという要素はあるのでしょうか。

KeNNy 射撃をするときは敵に照準が合っていることが前提のため、照準が合う前に発砲はしない方がいいですね。初弾が決まると数発で倒せることもあるので、心がけたい大事な要素です。他にはリスポーン(復活)したときに、すぐ突っ込むということもやめたほうがいいです。周りの状況を把握した上で動くのはいいと思いますが。あとはレーダーを見て味方がたくさんいたら突っ込むとか、「TAB」キーを押して敵の生存者の数を確認して行動するとかですね。敵の生存者が少ない状態でグレネードを投げてもあまり意味がないので、そういったところに気をつけるといいかなと思います。

 また、サドンアタックを始めたばかりの人はまず自分の気に入った武器の使い方を覚えることが大事ですね。新しい武器を手に入れたらまず壁に射撃をしてみて、弾がどこに行くのか、どんな散らばりかたをするのか、どれくらいの反動があるのかを覚えましょう。武器をきちんと扱えないと敵を倒せないので、これは非常に重要なことです。

―― 初心者でも使いやすい武器があれば教えてください。

KeNNy まず1つは「FAMAS F1」です。これは初弾がまっすぐ飛ぶというのと連射速度が速いので、初心者にはいいかなと思います。ただ弾数が少ないのでそこは気をつけたほうがいいですね。もう1つは「GAL−1」です。「AK−47」と似てはいるんですけど、AK−47より反動が少なくて扱いやすいですね。これらの銃に慣れてきたら「M4A1 Carbine」も良いです。反動が少なく、連射速度はAK−47より速いので、初弾をしっかりと当てられるようになったらかなり扱いやすいバランスの取れた武器だと思います。

 それと、「サブウェポン(ハンドガン)」は持っておいて損はないです。もっと上を目指したいというプレイヤーは特にそうですね。弾が切れたらすぐリロードするのではなくてサブウェポンに持ち替えるという動作になれないといけないんですよ。そういった動作を日ごろから練習しないと後から厳しくなってくると思います。

新しい武器を手に入れたら、壁を撃って反動や集弾率を確認して銃のクセを把握することが大事だ
武器によって装弾数が異なるので、立ち回りの際は残弾を頭の中に入れておこう
ハンドガンの射程はメインウェポンより劣るものの、十分な威力を発揮してくれる

―― 課金アイテムで使っているものや、便利なものがあれば教えてください。

KeNNy そうですね。僕は「予備マガジン」を好んで使います。マップのいろんな箇所に壁を貫通できる部分があって、そこを撃っていると壁の向こうにいる敵を倒せることもあります。予備マガジンを使うと2マガジン分増えるので、気持ちに余裕もでます。また初心者のうちは、なかなか敵を倒せずポイントを入手しづらい方もいると思いますが、そういった方は「Wアップセット」を使用するといいですね。これは経験値とポイントが50%ずつアップするアイテムで、このアイテムを使っているのとそうでないのとでは階級アップやポイントを手に入れるスピードが全然違います。それと「クイックリスポーン」はルール「デスマッチ」でかなり重宝するアイテム。デスマッチで敵にやられてしまうとリスポーンまでの時間が10秒かかるんですが、すぐ復活できるようになります。バリバリ練習したい人にはオススメです。1度クイックリスポーンに慣れてしまうと、普段のリスポーン時間がかなり遅く感じてしまうと思うので、かなり中毒性の高いアイテムだと思います。

「クイックリスポーン」を使うとリスポーン待ち時間がグッと短縮される
マガジンが2つ追加される「予備マガジン」、試合中に弾が無くなることが多い人はぜひ使ってみよう
取得できる経験値とポイントが50%増える「Wアップセット」を使ったら期間中にバリバリ対戦したい

―― サドンアタックの魅力とは何でしょうか。

KeNNy氏 ゲームにログインしてからプレイするまでの手間が少ない、プレイ料金が無料といった点ですね。気軽に人に「じゃあやってみなよ」と言ってすすめられる敷居の低さはあるかと思います。銃の使い方はそんなに難しいものではないので、始めは慣れないかもしれないけれど1週間くらい継続してプレイできればある程度はうまくなっていけるかと。僕に質問をしてくれればできる限りの回答もしますし!

―― インストラクターとしてこんなことをやっていきたいという希望はありますか。

KeNNy 今後のサドンアタック、プレイしている人たちの意見をとりまとめて、開発者の方たちに渡せればなと。あわよくばそれがフィードバックされる形になれればいいなと思います。

これからもFPSの普及に力を入れていきたいとKeNNy氏

―― 最後にサドンアタックプレイヤーの皆さんに一言お願いします

KeNNy 最初のうちはなかなか敵を倒せなくて挫折しそうになる人もいるかもしれません。そんな時は僕のブログやゲーム内で質問していただければ、アドバイスをさせていただくので皆さん僕と一緒に練習して上達していきましょう。


 2回に渡ってお伝えしてきた「新米兵士のための上達マニュアル:サドンアタック編」はいかがだっただろうか。FPS・TPSは1度基礎を覚えると、他のタイトルでも応用できることが多いのでがんばっていただきたい。なお、KeNNy氏は今後もサドンアタックプレイヤーに様々なアドバイスやテクニックの披露などを行っていくとのこと。KeNNy氏の今後の活躍にも期待したい。

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