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“グローバルバージョン”を育てていく開発理念――「ドラゴンネスト」の正式サービスに向けて「ドラゴンネスト」運営チームインタビュー(3/3 ページ)

6月9日に正式サービスが開始されるNHN JapanのアクションRPG「ドラゴンネスト」の運営チームは、どうタイトルに向き合って、どうユーザーのことを考えてきたのかを聞いた。

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―― オープンβテストではイベントショップも実装されましたが。

山縣 6月9日に課金が始まるのですが、その前段階として5月27日からイベントショップをオープンしています。これは、ゲーム内マネーとも課金通貨とも違う、PETALというポイントを集めてアイテムと交換できるシステムとなります。オープンβテストではレベル5に達すると500PETAL、レベル10に達すると500PETAL、レベル15に達すると1000PETALをアカウント単位で配布しています。この合わせて2000PETALをイベントショップでアイテムと交換するというわけです。交換したものは正式サービス後も引き継がれますが、PETALそのものは正式サービスでリセットされます。正式サービス後のイベントショップについては別の展開をしようと構想しているところです。

―― オープンβテスト以後のコンテンツについてはどうでしょうか?

山縣 オープンβテストでは、レベル24までのコンテンツを解放しています。正式サービスではコンテンツについては変わらず、課金アイテムの販売が開始されることになります。正式サービスでは差し当たって課金アイテムの販売のみですが、6月24日にはまた大きめのアップデートが予定されています。ここでは、レベル32までのレベルキャップ解放と新たな街となる「セントヘブン」をオープンします。荘厳なお城がある城下町で、従来の3つの街とは違った雰囲気を味わえるかと思います。また、アバターの販売を開始することになります。

杉浦 アバターは1キャラクターに対して現時点では6〜9個は用意できればと思っています。


ひと足早く「セントヘブン」のスクリーンショットを公開

―― 現状見えている予定などありますか?

杉浦 先日韓国に行ってまさに9月までのスケジュールを調整してきましたが、夏休みには2回ほどアップデートできるかと思います。発表会でも秋には大型のアップデートを予定しているとアナウンスしていますが、そこをまずは目指してといった感じです。韓国の状況を見ながら精査していきます。

山縣 「ドラゴンネスト」は、“グローバルバージョン”として考えていくべきタイトルです。どちらの市場も壊してはいけないという開発理念があります。いろんな国で展開されると思いますが、コンテンツそのものをよくしていきたいと考えのもと開発が行われています。レギュレーションが違うと今後PvP大会ができないなどの問題も起きますし、今後も細かな調整は行いますが、本質的な仕様については特に日本だけで特化したシステムにするようなことはしていきません。互いに企画を持ち込んで、ゲームそのものを高めていけたらなと。

―― 他業種とのコラボレーションやサービスなどは予定されていますか?

杉浦 夏になると思いますが、大手ファストフード店との施策を全国展開する方向で話を進めています。仕込みは相当あって、エイベックスからGACKTさんのブラックバージョンの発売やオープンβテストから各ネットカフェでの展開などさまざまなものを用意しております。

無料オフライン体験版

山縣 サービスとしてはオフラインの体験版を配布しています。クライアントをダウンロードすれば楽しめるもので、体験版オリジナルの内容で3Dにも対応しています。オンラインゲームをやったことがない人を取り込むべく、漠然とした不安を持っている方に訴求させたい意図があります。1人で遊んでみてまず触れてもらいたい。そこから流れてオープンβテストや正式サービスに入ってきてもらいたいです。ちなみに、気になっている方も多いと思いますが、ドラゴンネストパッケージの「ハンゲームパッド」は6月頭発売を目途に進めています。

杉浦 体験版をリリースして、実際触ってもらった方からの反応がよかったんです。まず世界観とアクションを楽しんでもらえれば幸いです。さまざまな展開もしていきますので、注目していてもらいたいです。

山縣 今までオンラインゲームをプレイしたことがなく、怖がっているお客様にもスムーズに遊べるようゲームパッドも用意しました。はじめてのオンラインゲームとして楽しんでほしいです。


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