ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

サプライズは「レイトン教授VS逆転裁判」――レベルファイブ最新タイトル一斉発射「LEVEL5 VISION 2010」イベントリポート(3/3 ページ)

10月19日、発売予定の最新タイトルを発表する場として、今年も「LEVEL5 VISION 2010」が開催された。今回は、抽選で公募した一般のユーザーも招かれ、大規模なものになった。その様子と発表タイトルをお届けする!

PC用表示 関連情報
advertisement
前のページへ |       

話題の新作「ダンボール戦機」の発売日は2011年3月17日に決定! 様々なメディアミックス展開も!

 去年の「LEVEL5 VISION 2008」で発表されてから、大きな動きがなかった「ダンボール戦機」が、ついに大量情報公開! レベルファイブのPSP初参戦作品となる本作は、アニメ・ゲーム・プラモデルのメディアミックス展開を予定しており、それぞれに重大な発表があった。

アニメ

 製作は、同社の看板タイトルの一つである「イナズマイレブン」シリーズのアニメも手掛けるオー・エル・エム。日野氏は「ゲームの制作スタッフも関わって、しっかりと展開していくつもりだ」と語った。

プラモデル

 バンダイと提携し、2011年春には「LBX アキレス」の発売が決定されている。パーツの換装などが、ゲームさながらにできるようになっていて、買い揃えれば、ゲームの世界観に浸れること間違いなしだ。


ゲーム

 プロモーションビデオが公開されたが、考えていた「子供向け」なイメージからはかなり離れた、「カッコイイ」内容であった。ゲームのパッケージには、通常版であっても必ずプラモデルが付属されるとのこと。


バトルはアクション形式で、プレイヤーは、自分の機体のパーツを換装して、様々なタイプの機体へと変化させられる

「アタマニア」シリーズ第三弾「MYSTERY ROOM」が発表!

 これまでの「アタマニア」シリーズ作品には、すべて原作があったのだが、今作は初のオリジナルシナリオ作品となる。本作は、迷宮入り直前の事件を「最終捜査室」と呼ばれる部屋にこもって真実を解き明かす。という「空想推理ゲーム」だ。

 その時点で分かっていることに対してさらに情報を加えてゆく(空想する)ことで、より答えに近づいていくという構成となる。サウンドコンポーザーには「イース」や「世界樹の迷宮」シリーズで有名な古代祐三氏が担当。ミステリールームの奇妙な世界観を、見事に彩ってくれるだろう。

情報を補足していき、現場の記憶となるフィルムを「空想」してゆこう

携帯電話で大ブレイク中の「ROID」に、コミュニティ機能が追加! その他のコンテンツも続々配信

 2010年12月9日より、アバターを3Dで表示させられる「3Dアバター機能」や、「友達リスト」「日記」「あしあと」など、多数の機能が追加される予定の「ROID」。今後は、レベルファイブの他のゲームも配信されるようになり、それらのファン同士の交流の場にもなり得るとのこと。以下に今後の更新予定や、公開されたROIDに関する情報を記しておく。

  • 12月9日:アバター3D表示、友達リスト、日記、あしあとの実装
  • 12月9日:「二ノ国 ホットロイストーリーズ」第一章配信
  • 12月23日:「イナズマイレブンダッシュ」配信

 そして、ROIDの人気No1タイトルである「キャバ嬢っぴ」が、なんと、RPGとなってニンテンドー3DSに登場! 数々の有名キャラクターが、出版社や雑誌の枠を飛び出してご来店する。


写真左は、「賭博堕天録カイジ-和也編-」の伊藤開司。写真右は、「刃牙」より範馬刃牙

「TIME TRAVELERS」「ファンタジーライフ」「レイトン教授VS逆転裁判」

レベルファイブ初の「サスペンス」モノ! ニンテンドー3DS「TIME TRAVELERS」発表!

 本作のディレクターはなんと、「街」や「428 〜封鎖された渋谷で〜」などを制作したイシイジロウ氏が務める。本人初の「サスペンス」ものに挑戦している。イシイ氏は「これまでのような実写ではなく、3Dという新しい表現法を利用したかった。物語性を重視した作品にしてゆきたい。そして、より多くの人に遊んでもらいたい」と、本作を制作する意気込みを語った。


レベルファイブ、ディレクターのイシイジロウ氏

 細かい情報は公開されなかったが、今後より動きが活発になるであろうタイトルなので、注目してゆきたい。

あなたはここで、もうひとつの人生(ライフ)を見つける「ファンタジーライフ」

 アバターを作成し、20種類の中から自分のライフ(職業)を選んでプレイする「ファンタジーライフ」。ゲームの中では、ライフごとに変わる自分の歌を手に入れ「小さなエンディング」を迎ていく。そして、それがいつか「大きなエンディング」へと繋がってゆくといった、多重構造的な仕組みをとっている。

 各ライフの「小さなエンディング」で手に入る歌が20曲と、その後の「大きなエンディング」に流れる1曲の21曲すべてが、ドッグイヤーレコーズの植松伸夫氏作曲のヴォーカルつきの歌となる。会場では、植松伸夫氏によるビデオメッセージも流された。植松氏は、「この『ファンタジーライフ』は、私がこれまで関わってきたシリアスな作品とは違っていて、作曲家として新たな一面が見られるのではないか、と考え、制作しています」と語っていた。

 植松氏以外にも、イメージイラストレーションに天野喜孝氏、開発にブラウニーブラウンと、数多くの有名クリエイターが携わっているのも、また注目だ。なお、当初はニンテンドーDS向けに開発しているとアナウンスされていたが、この度ニンテンドー3DS向けになることも明らかになった。


最後の最後に、超隠し玉!? まさかまさかの「レイトン教授VS逆転裁判」の発表!

 今回のイベントで初お披露目となる本作、まず一番最初に流れたプロモーションビデオが、観客の度肝を抜いた。被疑者らしき女性に「魔女の力を使い、街を混乱におとしいれたのは貴方です!」と指摘するレイトン教授に対して、「異議あり!」の声。「教授、あなたの言葉には大きなムジュンがある!」と成歩堂龍一が食いつく。最初、「レイトン教授」のまた別の最新作かと思っていた会場がどよめいた瞬間だった。


まさかまさかのコラボレーション。この二人が同じ世界に収まる日が来ようとは、誰も予想していなかっただろう

 そして壇上には、カプコン、逆転裁判シリーズディレクターの巧舟氏が登場。「こういった発表会に出るのは初めてなのですが、それがまさかカプコン以外の場所ですることになるとは」と苦笑交じりに話し、今回の作品に対しては「みなさんも驚かれたかもしれませんが、多分この話を一番驚いているのは僕だと思います」と、終始会場を沸かせていた。なお、巧舟氏はシナリオを担当している。

 日野氏は「レイトンシリーズとしても、逆転裁判シリーズとしても“本物”の作品にしていきたい」と話し、この発表は終了となった。


 最後に、日野氏は海外支部設立について触れ、総括として「来年からはまた、新しいハード機の時代となっていく。新しい時代に向けて、力強くステップを踏んでいきたい!」と今後の方向性を含めた力強いコメントでレベルファイブビジョン 2010を締めた。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る