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PlayStation Network、全アカウントの情報が流出

ソニーは、PlayStation Network(PSN)の約7700万件のアカウントすべてから何らかの情報が流出したと認めた。サービス再開に向けた社内テストの最終段階に入ったことも明らかに。

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 Sony Computer Entertainment America(SCEA)は、PlayStation Network(PSN)への不正アクセスにより、約7700万件のアカウントすべてについて、何らかの情報が流出したことを明らかにした。

 同社は米下院エネルギー・商業委員会の商業・製造業・貿易小委員会に提出した回答書で、「侵入者は約7700万件のアカウントすべてから個人情報を盗んだ」と述べている。ただしアカウントの情報すべてが漏れたわけではないという。

 また5月4日の時点では、主要なクレジットカード会社から、この問題に関連すると思われるカードの不正利用は報告されていないという。侵入者がサーバに置いたファイルの中に、Anonymousという名前のものがあったことも報告している。Anonymousは3月にソニーにDoS(サービス拒否)攻撃を仕掛けたハッカー集団の名前でもある。ただし同団体は、今回のサイバー攻撃には関与していないとする声明を出している。

 SCEAは米国ユーザー向けに、個人情報保護プログラム「AllClear ID Plus」を12カ月間無料で提供することも明らかにした。このプログラムでは個人情報が漏れていないかどうかの監視や、流出があった場合に専門家に優先的に相談できるサービス、個人情報を盗まれた場合に備えた保険(最高100万ドルの補償)が含まれる。ソニーは米国外のユーザーにも、同様のプログラムを提供する予定という。

 サービス再開への取り組みに関しては、「新しいシステムの社内テストの最終段階を始めた」と説明している。

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