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「調査に時間」 ソニー、PSN個人情報流出の公表タイミングについて説明

PlayStation Networkでユーザーの個人情報が流出した件で、ソニーが侵入の発見から公表まで時間が空いたことについて説明した。

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 ソニー・コンピュータエンタテインメント米国法人は、PlayStation Network(PSN)の個人情報流出に関するFAQを公開。公表までに時間がかかったことについても説明した。

 同社はPSNシステムへの侵入を4月19日(米国時間)に把握してから、26日に個人情報の漏えいを報告するまでに時間差があったことに対し、質問が多く寄せられたと明らかにした。これは分析に数日を要したためと説明している。「19日に侵入に気づいてサービスを停止した。それから外部の専門家と協力して侵入が起きた経緯と問題の範囲を調査した。フォレンジック(科学犯罪捜査的)分析に数日かかった。外部の専門家が流出の範囲を理解するのに26日までかかった」

 FAQでは、サイバー攻撃の詳細については「調査中でコメントできない」としつつも、Sony Online Entertainmentのサービスにも外部からの攻撃による影響があった(現在は稼働している)ことや、返金について「選択肢を検討している」ことを明らかにしている。

 流出した個人情報は、PSNおよびQriocityユーザーの氏名、住所、電子メールアドレス、生年月日、パスワード、ログイン名、ハンドル名(オンラインID)。このほか流出の可能性がある情報として、購入履歴や請求先住所などを挙げている。クレジットカード番号(セキュリティコードは除く)とカードの期限も侵入者に取得された可能性があるとしている。

 ソニーからユーザーのクレジットカード番号や社会保障番号などの個人情報を聞くことはないとし、個人情報を聞き出そうとするメールや電話などに気をつけるようユーザーに呼びかけている。

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