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E3 2011に行ってきた(後編)――復習してみるソニー&任天堂くねくねハニィの「最近どうよ?」(その42)(1/3 ページ)

くねくねハニィの「最近どうよ?」第42回目、先日の「E3 2011に行ってきた(後編)」を前置きもなく書いてしまおうかなと。長いけど、よろしこ。

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続きです

ソニー・コンピュータエンタテインメント

 毎年、開幕日の午前中に任天堂の後に行われていた「SCEA E3 2011 Press Conference」が、今年は前日の6月6日午後5時にロサンゼルス市内のMemorial Sports Arenaで行われました。カンファレンスの前に恒例の「飲めや食べろや」のサービスがありまして、これには感謝感激です。ランチ抜いて行けばよかったなぁ。

 日本ではNGPとして発表されてたPlayStation Vitaの初お目見えということで、注目が集まったカンファレンスでした。昨年同様入口で3Dメガネが配布されて、相変わらず3D押してるソニーな感じでしたが、実際にカンファレンス全体ではそれほどのプッシュはありませんでした。

 それから、PSNサービス停止に関して公式な「ゴメンなさい」が……。被害を被ったメーカーたちの気持ちはコレでおさまるのかしら? なんて意地悪なことを思いながら見ていましたよ。

1.今後発売予定のタイトル群

 ソニーの大型タイトルシリーズの発表があったので紹介しておきますね。

  • 「Uncharted 3: Drake's Deception」(発売元:Sony/2011年11月1日発売予定):期待の次作のデモプレイが行われました。3D対応も発表。シングルプレイのみならずマルチプレイを強化
  • 「Resistance 3」(発売元:Sony/2011年9月6日発売予定):こちらも3D対応、そしてPS Move対応(ガン型ペリフェラルも発表)。「Resistance 3」ソフトとPS Moveガン・アタッチメント、PS Moveを同梱した150ドルの「Resistance 3 sharpshooter bundle」が発売される。Kinectと比較して感度が良いとされるPS Moveなだけに、リアルさという意味では楽しみ
  • 「God of War: Origins Collection」(発売元:Sony/2011年9月13日発売予定):PSP向けの過去の2作品をPS3向けにリマスター。今秋発売予定でもちろん3D対応
  • 「ICO and Shadow of the Colossus Collection」(発売元:Sony/2011年9月27日発売予定):「ICO」、「Shadow of the Colossus」をPS3向けに1本にリマスターしたパックも発表。3Dに対応
  • 「inFamous 2」(発売元:Sony/2011年6月7日発売)

 上記から3Dを押してることがうかがえますが、ついにPlayStationブランドのテレビまで発表されました。24インチ液晶で特殊な技術により画面分割プレイの際にも3D立体視が可能だそうです。PlayStation用3Dメガネ、「Resistance 3」、HDMIケーブルを同梱して499ドル。2011年秋発売とのこと。

 画面分割しない場合は、3Dメガネによって、左右のユーザーに見えるものが違うという仕掛けがあるので、1台の画面で2人が別の画像を見てプレイするってことも可能らしい。また、PS Move対応のタイトルもいろいろと発表されました。


  • 「NBA 2K12」(発売元:Take2/2011年10月4日発売予定):現役NBA選手コービー・ブライアントが登場してゲームをプレイ。会場は大盛り上がり!
  • 「Medieval Moves: Deadmund's Quest」(発売元:Sony/2011年10月18日発売予定)
  • 「LittleBigPlanet 2」(発売元:Sony):PSMoveへの対応が発表
  • 「Starhawk」(発売元:Sony/2012年発売予定)
  • 「Sly Cooper: Thieves in Time」(発売元:Sony/2012年発売予定)
  • 「Dust 514」(発売元:CCP Games/2012年春発売予定)
  • 「BioShock Infinite」(発売元:Take2/2012年春発売予定):PS Move対応にあわせて、PS3版には初代「BioShock」が同梱される
  • 「Star Trek」(発売元:Paramount/2012年夏発売予定)

2.PlayStation Vita

 現行PSPの後継機、NGP(コードネーム)の正式名称を「PlayStation Vita」とすることを発表しました。Vitaはスペイン語で「Life」の意味。価格はWi-Fiモデルが2万4980円/249USドル/249ユーロ。3G/Wi-Fiモデルが2万9980円/299USドル/299ユーロ(※3Gにおける通信キャリア:AT&T)。2011年11月に全世界同時発売されるとのこと。


PSVita ローンチタイトル

 大型フランチャイズからオリジナルまで年末のローンチに向けて予定されています。まずは1stパーティのソニータイトルから。

  • 「Uncharted: Golden Abyss」
  • 「ModNation Racers」
  • 「wipEout 2048」
  • 「Little Deviants」
  • 「Sound Shapes」
  • 「Gravity Daze」
  • 「Little Big Planet」
  • 「Hot Shots Golf Next」
  • 「Hustler Kings」
  • 「Super Staerdust」
  • 「RUIN」
  • 「Reality Fighters」

 そして、3rdパーティがこちら。

  • 「Street Fighter X Tekken」(発売元:Namco Bandai):「inFamous」キャラとのコラボも!
  • 「Shinobido 2: Tales of the Ninja」(発売元:Spike)
  • 「Virtua Tennis 4」(発売元:Sega)
  • 「Dynasty Warriors」(発売元:Tecmo Koei)
  • 「Dragon's Crown」(発売元:Ignition)

3.ソニーまとめ

 PS Vitaの発表を見に行った人たちにはPS Moveのプレゼンや3Dメガネ部分はちょっと長ったらしかったかも(笑)。ちゃんと価格と発売時期を発表してくれたのはうれしかったな。ハニィの周りではギリギリまで値段は発表しないんじゃないか? とかいろんな憶測が出てましたからスッキリしました!

 それに値段もいいじゃないですか! 3DSと同じ値段なら勝負できますね。北米ではPSPがまったく奮わず(あ、ハードはそれなりに出てるんですが、ソフトが売れてないんです)、3rdパーティも悲鳴を上げていたので、ハードの価格はものすごく注目されていました。

 ただ、値段では歓声が上がったものの、3GのパートナーがAT&Tだと発表された時点で「あらら〜」的なガッカリ失笑がありました。これには2つの原因があって、1つはAT&Tと言うキャリアがかなり老舗のキャリアなのですが、インフラが古いためにイマイチ繋がりにくいって難点があるんです。もう1つの理由は、「キンドルモデルではない」ということだった点。3DSはWi-FiだけだからパートナーがAT&Tと言ってもAT&TのWi-Fi回線は任天堂が負担してくれるというキンドルモデル。ソニーの場合はWi-Fiは自分のISPで、3Gを使う場合は別途AT&Tとの契約が必要ってことですね。つまりiPadモデルです。3Gを使う場合は月額回線料がかかるのです。

 Wi-Fiモデルのみで考えれば特に問題ないけど、iPad同様Wi-Fiモデルだけが売れ筋ってことにもなるかもしれませんね。値段的にもそっちの方が安いし。

 あとは、PSN事故の再発防止とさらなるPSN機能の強化を望むところです。ユーザーにとっては、「ダウンロードができる、通信対戦/協力プレイができる」という利点を生かすにはインフラとしてのPSNがもっと使いやすく安全であってほしいし、コンテンツを供給するメーカーとしては、違法ダウンロードのないマッシブな課金ができるインフラとしてのPSNであってほしいと望むわけですから。

 しつこく言っていますが「ハードはソフトが牽引するもの」。それに加えてオンラインダウンロード時代になった昨今では「安全で使いやすいオンラインインフラ」も要求されています。さらなるPSNの強化の発表をお待ちしております。

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