これがマーベラスAQLの初陣を飾る作品たちだ! サプライズもあるよ!――マーベラスAQL 新タイトル制作発表会(2/3 ページ)
10月に合併が決定し、社名が変更となったマーベラスAQL。変更後のタイトル群第一陣がついに発表された。稲船敬二氏らが所属する「スーパークリエイターズ」の新たな動きも確認!?
クリエイター集団「スーパークリエイターズ」たちが一斉に動き出す!
続いては、各企業の著名クリエイターたちが集うクリエイター集団「スーパークリエイターズ」企画による作品発表が行われた。
「J.J.ROCKETS(仮)」
まずは、「ロックマン」や「鬼武者」シリーズの制作で知られる稲船敬二氏が登場。発表されたのは、稲船氏が代表取締役を務める、株式会社comceptが開発を手がける作品「J.J.ROCKETS」だ。
ゲームの舞台は、1950年代。ある街に突如隕石が衝突し、変わってしまった世界を、アメリカ大統領が自らが戦い、世界を救う! ……というストーリーが展開される。
稲船氏によると、本作のコンセプトは「かっこいいキャラクターが、かっこ良くアクションするのではなく、ちょっとかっこ悪いキャラクターがカッコイイアクションをすること」とのこと。
詳細な情報については現段階では得られなかったので、続報に期待しておこう。
「BUDDY MONSTER(仮)」
次に登場したのは、プロペの代表取締役社長である中裕司氏。紹介されたタイトルは、モンスター育成ゲーム「BUDDY MONSTER」。
本作は、タイトルの「BUDDY」(相棒)の名が示すとおり、モンスターを育て、ともに戦うモンスター育成RPG。ゲームの詳細などについてはまだ語られなかったが、ゲームの舞台として実在する地域を再現したステージを用意するなど、挑戦的な試みも行われているとのこと。
「コンボキマール(仮)」
スーパークリエイターズの3番手を務めるのは、クラフト&マイスターの取締役である、船水紀孝氏。大ヒットシリーズ「モンスターハンター」の生みの親である船水氏の発表するタイトルは「コンボキマール」。
現在はまだイメージビジュアルの公開のみだが「目指せ10兆コンボ!」というキャッチコピーには衝撃を受けた。船水氏本人も「タイトルから分かるように、簡単操作でコンボを決めて、戦うアクションゲームです」と発言しており、なんだか凄いゲームであることは確かなようだ。
「コンボ」をキーワードにしたネットワーク機能などが予定されているとのこと。それ以降の情報は、情報解禁が決まり次第続報をお届けする。
「ノーモア★ヒーローズ for モバゲー(仮題)」
そして、スーパークリエイターズ作品のトリを飾るのは、おなじみ株式会社グラスホッパーマニュファクチュア開発による「ノーモア★ヒーローズ for モバゲー」。残念ながら須田剛一氏は会場に来られなかったが、その代わりにゲーム紹介を兼ねたビデオメッセージが上映された。
これまでのシリーズでは、プレイヤーは「トラヴィス・タッチダウン」として殺し屋ランキング1位を目指す、という設定だった。しかし本作は、プレイヤー自身が主人公となり、トラヴィスと同じ戦いに身を投じることになる。須田氏によると、これまでシリーズで登場した殺し屋たちも登場するそうだ。
発表されたタイトルの中では、かなり完成に近い状況にあるようなので、シリーズのファンには良い知らせとなった。
シリーズタイトルや人気作品が揃ったコンシューマーゲームの新作が発表!
次に発表されたのは、コンシューマーゲーム3作品。有名シリーズの最新作や、稲船氏が指揮を務める新作も登場した。
「牧場物語 はじまりの大地」:ニンテンドー3DS
コンシューマータイトルで最初に公開された作品は、来年で15周年を迎える牧場物語シリーズの最新作「牧場物語 はじまりの大地」。解説を担当したのはマーベラスAQL執行役員兼、コンシューマー事業部副部長、橋本嘉史氏。
本作では、過去のシリーズでお馴染みの各機能を搭載した上で、牧場における建物の配置や、主人公の外見などの、カスタマイズ性が向上している。新たな動物なども増え、15周年記念を飾るにふさわしい作品に進化している。
家を主人公キャラクターが持ち上げる姿は、シリーズをプレイしていた人にとっても斬新に映るだろう。これ以外の新要素についても、今後追加されていくとのことだ。
「ブラウザ三国志 NEXT」:PlayStation Vita
以前より発表されていた、大人気ブラウザゲーム「ブラウザ三国志」のPlayStationVita版の正式タイトルと、作品についての詳細情報が発表となった。プレゼンテーションを行ったのは、マーベラスAQLのコンシューマー事業部長青木利則氏。
なんと本作は、PlayStation Storeにて無料でダウンロードでき、まさにブラウザ版の「ブラウザ三国志」と同じ感覚で遊べる。グラフィックのクオリティが非常に上がっているのはもちろん、新武将カードなどの新しい要素も存在するため、既存のファンにも楽しめる仕様となっている。
「海王」:ニンテンドー3DS:ニンテンドー3DS
そして最後に発表されたのが、稲船敬二氏による最新作、ニンテンドー3DSのアクションゲーム「海王」だ。
三国志と海賊というキーワードに、ポップなキャラクターを混ぜあわせた斬新な世界観が特徴的な本作。稲船氏によると、対象年齢層はかなり低めに設定しているとのこと。
対象年齢について稲船氏は「三国志、三国志演義というものは、数あるストーリーの中で一番面白いものだと思っています。なのでこれを遊んだ子供が、将来“三国志”そのものに興味を持っていただけたら、という気持ちで作っています」と語った。
システム面に関しては語られなかったが、プレイヤーは仕える勢力を魏、呉、蜀の3勢力の中から選べる、という点は判明している。また、発売時期に関して稲舟氏は「あまり待たせる気はない」とし、2012年内の発売を約束した。
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