安さか、美しさか――HPの「新時代」ウルトラブック2機種を比較する
HPが春から展開していたウルトラブック2機種が出そろった。あらためて2機種の特徴を振り返ってみよう。
日本HPが掲げる“新時代”ウルトラブック「HP ENVY14 SPECTRE」のCorei7-2677M/256GバイトSSD搭載「HP Directplus」モデルが4月10日に発売となった。価格は15万9810円からで、HPのオンラインストア「HP Directplus」限定での取り扱いとなる。
HPでは「新時代のウルトラブック」をテーマに、今年2月にバランスモデル「HP Folio1000(以下、Folio)」を、3月30日にはハイエンドモデル「HP ENVY14-3000 SPECTRE(以下、SPECTRE)」をそれぞれ投入していた。今回の「HP Directplus」版SPECTRE発売で、同社ウルトラブックの全製品が出そろった形だ。
HPから「Folio」「SPECTRE」の実機をお借りすることができたので、4月17日(火)午後8時からのニコニコ生放送/Ustream番組「ITmediaガジェット ナニコレLIVE」において、この2機種をイジります。
※放送は終了いたしました。動画はこちらのアーカイブページにて公開しています
5万円台から買えるバランスモデル「Folio」
ということで、あらためて同社のウルトラブック2製品について振り返ってみよう。
まずはバランスモデルの「Folio」。こちらは5万円台(最小構成の場合)から買える抜群のコストパフォーマンスが最大のウリで、それでいて薄さ、速さ、長時間利用可能というウルトラブックの条件をしっかりと兼ね備えている。ヘアライン加工が施されたボディも美しい。
バッテリ駆動時間は約9時間30分。スタンダードモデルではCore i3-2367Mと4GBのメモリ、128GBのSSDを搭載する。モニタのサイズは13インチ。この価格でSSD搭載モデルが買えるのは、圧倒的な世界シェアを誇るHPならではだろう。
究極のウルトラブックを求める人へ「SPECTRE」
もう一方の「SPECTRE」は“プレミアム”ウルトラブックという扱いで、とにかく美しさと性能にこだわった。
最大の特徴は、ガラスを取り入れたデザインの美しさだろう。トップカバー、ディスプレイ、パームレスト、イメージパッドにそれぞれガラスを採用。大理石のようなひんやりとしたツヤと光沢は、まさに“プレミアム”の言葉がぴったりと当てはまる。
スペックも上記「Folio」よりワンランク上で、特に「HP Directplus」限定モデルでは、CPUにCorei7-2677M、さらに256GバイトSSDを搭載する。モニタは14インチで、駆動時間は約9時間30分。その分価格も159,810円からと“プレミアム”だが、もう少し価格を抑えたい人向けに「量販店モデル」も発売されており、こちらは13万5000円前後で購入することが可能だ。
用途、目的に応じて選べるスペック
他社メーカーのウルトラブックと比べても、「Folio」はやはり価格の安さが際立つ。ウルトラブックとしてのスペックは十分で、なおかつ最低5万円台からという価格は驚異的だ。
一方、「SPECTRE」はウルトラブックとしてはトップクラスの性能を持つ。ボディの美しさもさることながら、個人的にはコンパクトなボディで14インチモニターを採用している点が大きい。Folioも13インチだが、現在のウルトラブックは13インチが主流だ。外出先でも広々とした画面で作業したい人にはうってつけだろう。
春ということで、新しくPCを買ったり、買い換えたりする人も多いはず。PC購入を考えている方は参考にどうぞ。
HPから「Folio」「SPECTRE」の実機をお借りすることができたので、4月17日(火)午後8時からのニコニコ生放送/Ustream番組「ITmediaガジェット ナニコレLIVE」において、この2機種をイジります。
※放送は終了いたしました。動画はこちらのアーカイブページにて公開しています
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