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レゴブロック初心者が、上級者向けテクニック「4WDクローラー」に挑戦してみた!!レゴテクニック(1/5 ページ)

何を言っているのか分からないかもしれないが、レゴでは耐久組み立てというものがあるのです。

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オリジナル作品はさすがに……

 レゴブロック関連記事を何度か執筆している筆者ですが、実は子供といっしょにデュプロ(未就学児向け)を遊んだことがあるぐらいというレゴブロック超初心者なんです。でも、小学校の図工では絵画よりも工作のほうが大好き派だった筆者としては、akiuyuki氏の作品さとぴ氏の作品を紹介しているうちに、フツフツと眠っていた工作魂に火がついてしまいました。

 そこでまず考えたのが、akiyuki氏のオリジナル作品のような複雑な機構や、さとぴ氏のオリジナル作品のような精緻な表現や変形は無理だということ。ならば、とりあえず動きのあるキットから着手してみるのが筋だろうということで、リーズナブルで初心者向けの動くキット、それもできればモーターユニット搭載の自走するのものがないかと探してみることに……。ところが、LEGOブロックの世界は深かった。ちょっとやそっと公式ホームページやネットショップを見たぐらいではさっぱり分かりません。モーターユニットが含まれるキットで、これはと思った「8070 スーパーカー」も、実はドアの開閉などはモーターで動作しても自走はしないという仕様だったりして、どうにも初心者には良く分からないのです(「8070 スーパーカー」も良い製品だと思うのですが、今回は自走するものが組んでみたかったんです)。

 これはちゃんとした知識のある人に聞いたほうが良さそう。やっぱり動くレゴブロックのことならこの人、akiyuki氏にアトバイスしてもらうことに。するとやはり、「モーターユニットが入っていて動くものとなると、テクニックになると思うんですが自走するキットは少ないんですよ」とのこと。どうやら筆者がたどり着いた結論は正しかったようですが、それではこの企画は終了してしまいます。何か手はないかと相談したところ、「今なら『9398 4WDクローラー』が入手しやすいですよ」というアドバイスをもらいました。

「9398 4WDクローラー」の組み立て決定

 ということでほかに選択肢もなく、決して初心者向けではない「9398 4WDクローラー」を、まったく初心者の筆者が組み立てることになったのでした。以下が「9398 4WDクローラー」のパッケージボックスを撮影した画像ですが、デュプロのボックス、スタンドライトなどと比べてもらえると、その大きさが分かっていただけると思います。中に入っているパーツが半端な数でないことも、容易に想像できようものです。とにかく、箱の大きさにびっくりした筆者ですが、これがもし子供のときにプレゼントされていたら、きっと迫力に圧倒されつつも狂喜乱舞していたことでしょう。

画像 「9398 4WDクローラー」のメーカー希望小売価格は、2万6250円。実勢価格(原稿執筆時筆者調べ)は、1万7000円前後。画像が荒れ気味なのは、一眼レフデジカメは三脚に固定してレリーズを付けてしまったので、コンパクトデジカメで撮影したためだ

画像 組み立て作業台は、大きめのコタツにタオルケットをかけたもの。経過時間計測用にアナログ目覚ましとストップウォッチ機能付きの腕時計、静止画撮影用に三脚を立ててある

画像 パッケージの中身を広げたところ。もはや、パーツの点数が筆者の知っているレゴブロックではない!

画像 ド厚い組み立て方法の冊子が3部。最初は厚さに仰天したが、実は懇切丁寧に「字」ではなく「絵」で分かるように説明してあるので厚いというのが、組み立て始めてから分かった

これが完成後の4WDクローラー

 「それでは組み立ててみましょう!」と組み立てリポートに進みたいところですが、そうするといったいどういうキットなのか分からないまま、延々、細かなパーツを組み合わせていくところをお見せしなければならないという事態に陥ります。そこでまず、「できあがった『4WDクローラー』はこんなもの」というところを先に見ていただきましょう。

画像 パズルのピースのように細かかったパーツを組み上げるとこの通り。ガンプラ(アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル)はファーストグレードぐらいしか組み立てたことのない筆者でも完成させることができた!(時間はかかったが……)

画像 4WDというだけでなく、シャーシにはサスペンションがあり、ドアの開閉ギミックもある

画像 後ろから見ると、なぜかボディが斜めに傾いている……。これは製品、パーツの精度うんぬんではなく、筆者の組みの精度が低いからであろう。暖かい目で、ご笑覧いただきたいところ

,スピードは速くないが、登坂力はそこそこあるといった印象。広いスペースのない我が家ではちょうど良いスピード。幼児が操縦してもぶつけにくかった
,走りの秘密のひとつにこのサスペンションがある。4輪それぞれを支える部分にバネが仕込まれており、衝撃を吸収できる
,4WDなだけでなく、コーナリング時に後輪の角度も変わる4WSでもある。ハンドルの操作、アクセルの操作はオン、オフのデジタルでRCカーのように微妙なアナログ操作はできないが、いちから組み立てるところ、いろいろと自分好みにカスタムできる余地があるところはレゴブロックならではだろう
,電池ボックスは、ロックを外してボディを後方に跳ね上げることで取り出すことができる。それぞれのパーツはがっちり組み込まれているので、開閉中にぽろぽろ外れるような部分は一切なかった
LEGO and the LEGO logo are trademarks of the LEGO Group. (C)2012 The LEGO Group.
レゴ(R)ブロック、デュプロ(R)はレゴ社の登録商標です。
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