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Apple、スティーブ・ジョブズ氏からの退任の書簡を公開

Appleが退任するジョブズ氏の「Appleの取締役とAppleコミュニティーへ」とする書簡を公開。「前途に最も輝かしく、最も革新的な日々があると信じている」と同氏は語っている。

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今年6月のWWDCに登場したスティーブ・ジョブズ氏

 Appleは8月24日、療養休暇中のスティーブ・ジョブズ氏の辞任を発表し、同氏が辞任に寄せて記した「Appleの取締役とAppleコミュニティーへ」とする書簡を公開した。

 わたしはかねて、AppleのCEOとしての役目と期待に応えられなくなる日が来たら、みなさんに真っ先にお知らせすると伝えていた。残念ながらその日が来た。

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 わたしはこれにより、AppleのCEOを辞任する。取締役会が適当と思うならば、会長、取締役、Apple社員を務めていきたい。

 後任に関しては、後継者プランを実行し、ティム・クックを任命することを強く勧める。

 Appleの前途に最も輝かしく、最も革新的な日々があると信じている。新たな役割で、Appleの成功を見守ること、貢献することを楽しみにしている。

 Appleにおいて人生最良の友ができた。皆と長きにわたってともに働けたことを感謝する。

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 書簡の通り、後任のCEOにはティム・クック氏が付く。ジョブズ氏は1977年にスティーブ・ウォズニアック氏とともにAppleを設立。世界初のパーソナルコンピュータ「Apple II」や「Macintosh」を開発した。その後Appleを追放されるが、1996年に復帰。iMac、iPodをヒットさせて経営を立て直し、その後もiPhone、iPadなど人気商品を送り出してきた。

 2004年にすい臓がんの手術を受け、2009年には半年間休職し、肝臓移植手術を受けた。2011年1月から、再度の療養休暇に入っていた。

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