ニュース
KLab、「コンプガチャ」の全停止を発表
KLabは「監督官庁から指導・要請される前に、業界側が自主的に規制することが望ましい」としている。
advertisement
KLabは5月9日、同社のソーシャルゲームにおけるコンプガチャを5月31日ですべて停止すると発表した。
消費者庁は、特定のアイテムをそろえることで希少アイテムを入手できるコンプガチャは景品表示法で禁止されている「絵合わせ」という手法に該当する可能性を検討している。現時点では同庁から各社に具体的な通達などはなく、KLabは既に、なんらかの要請があれば全面的に従う方針を明らかにしている。
だが同社は「監督官庁から指導・要請される前に、業界側が自主的に規制することが望ましい」との考えから、消費者庁の判断・動向にかかわらず、自主的にコンプガチャを停止するべきと判断したと述べている。
advertisement
同社が取り扱うコンプガチャは「コンプガチャ」「テーマガチャ」の2種類あり、両方を5月31日で終了し、その後も新たなコンプガチャは実施しないとしている。ただし同社が提供していないゲームに関しては提供元の判断次第という。
今後のゲーム開発については、「ソーシャルゲームあるいはオンラインゲームの本来の楽しさである、協力・競争などのソーシャル性やイベントなどを追求」し、「ごく一部の高額課金者に依存することのない、長期継続的に楽しんで頂けるゲームを目指します」としている。
また業績への影響については、ガチャ売り上げが15%程度下落するとみている。「通常のガチャ」の売上と「コンプガチャ」の売り上げは区分できないが、同社が「コンプガチャ」導入後、ガチャ売り上げが約15%増加したためだ。
関連記事
ソーシャルゲームの「コンプガチャ」は違法か――消費者庁は「対応を検討中」
コンプガチャは違法である――読売新聞の報道について、消費者庁のコメントは?ノーコメントの田中社長に「自浄能力が感じられない」など厳しい声も――グリー決算発表
本日、グリーの決算発表が行われたが、コンプガチャ問題について田中社長は実質ほぼノーコメントを貫いた。ソーシャルゲーム現参加者は1385万人――主要SNSではMobageが利用率トップ
CESAによる「2012CESA一般生活者調査報告書」が今年もリリース。ソーシャルゲームの利用者数は?日々是遊戯:「モゲマス」にニートショック到来! 「双葉杏」を求めて大金をぶっ込むプロデューサーが続出
1月31日よりスタートした、「アイドルマスター シンデレラガールズ」のイベント「人は人、私は私」が話題に。プロデューサーさんたちの叫びがあちこちから聞こえてきています。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.