ニュース
ちょっと通りますよ――金星の太陽面通過を見逃すと次は105年後
6月6日、金星が太陽面を通過する現象を観測できます。日食グラス、捨ててないですよね?
advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
皆さん、金環日食を観察する際に購入した日食グラスはちゃんと取っておいていますか? 今こそ再び引っ張り出す時です。
6月6日、逃すと約100年先まで見ることができない、金星が太陽の表面を通過する「金星の日面通過」を観測するチャンス到来ですよ!
同様の現象は2004年6月8日に日本では130年ぶり、世界的にも122年ぶりに観測することができましたが、その日は天気が悪く観測できない場所も多かったようです。そして今回、我々にとっては最後のチャンスとなる21世紀最後の「金星の太陽面通過」を迎えます。次に観測できるのは105年後の2117年12月11日。たぶん生きていませんね。
advertisement
国立天文台では、太陽観測所のフレア望遠鏡や岡山天体物理観測所の65センチクーデ型太陽望遠鏡による中継を予定。全国各所からの中継も予定しています(国立天文台/インターネット中継サイト)。
日本全国で観測可能で、午前7時10分頃から太陽面を横切り始め、6時間半以上かけて太陽面を移動、午後1時47分頃に離れていくそうです。
特にアメリカでは夕方に、ヨーロッパや中東・インドなどでは早朝の時間帯に観測できることから、夕日や朝日を風景とともに金星の太陽面通過の瞬間を写真に収めようと盛り上がっているようです。皆さん、間違っても太陽を直接見ようと思わないでくださいね。ひどいことになりますよ。
関連記事
部分月食、見えました? ネットに投稿された神秘的な写真
曇り空で部分月食が見えなかった方、ネットに投稿された写真でお楽しみください。ロマンチックが止まらない! 4日夜に全国で部分月食
今夜19時ごろから日本全国で部分月食を見ることができる。月の満ち欠けを味わえるロマンチックなグラス「Moon Glass」
グラスを満たせば満月が見え、飲めば三日月が見える。「Moon Glass」はそんな風雅なグラス。リング状の太陽、欠けた木漏れ日……金環日食の写真がネットに続々
天気はあいにくの薄曇りだったが、雲のおかげで写真が取れたとの声も。太陽を間違った方法で見るとひどいことになる
5月21日早朝の金環日食。日食といえども望遠鏡や双眼鏡で太陽を見るとすごく危険だと分かる動画を紹介します。日食観察グラス、性能や品質に注意を 消費者庁が呼びかけ
消費者庁は不適切な日食観察グラスを使うと目を傷める危険があるとして、蛍光灯の形がくっきり見えるもの、ひび割れや穴があるものは使わないよう求めている。寝過ごし厳禁:あなたは“数百年に1度”のイベントにいくらかける?――金環日食鑑賞コースを松竹梅で分けてみました
世紀の大イベント「金環日食」が起こる5月21日が近づいてきました。鑑賞の仕方もさまざまですが、ねとらぼ的に「このイベントにかけられるお金」を考えてみました。旅に出れば日食を観測できるかもしれません
「もし5月21日の金環日食を見られなかったらどうしよう?」とお悩みのあなたに旅をオススメします。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.