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ミクは巨大な水の女王。39祭りに行ってきたよ

雨女のミクさんらしいウォーターステージでのライブもあったPS Vita「初音ミク -Project DIVA- f」発売記念前夜祭「夏の終わりの39祭り」に参加してみた。

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 つくばの産総研取材で能動的な音楽体験を取材していたはずが、流れ流れて横浜でミクさんのライブを見ていました。そんな「夏の終わりの39祭り」参加リポート。

 このイベントは、PS Vita版ゲーム「初音ミク -Project DIVA- f」の発売記念前夜祭として、ソニー・コンピュータエンタテインメントが主催したもの。巨大なイラストパネル展示、グッズ販売、ウォークマン初音ミクモデル展示、「初音ミク -Project DIVA- f」試遊コーナー、演奏してみたやDJなどのステージも用意された夏祭りエリアと、初音ミクのライブステージが行われるウォーターステージに分かれていました。

 まずはなにはともあれミクさんのステージ。だがいつものライブとはちょっと様子が違う。「風の影響で、撮影ポイントがちょっとずれることになってしまいます」とメディア担当の人。え、風の影響するステージなの? それもそのはず。ミクが現実と交差する場所はいつものディラッドボードではなくて、水上に設置されたウォータースクリーン(水の壁)なのです。雨女のミクさんが豪雨でも降らそうものなら吹き飛びそうな企画ですが、プレス関係者がちょっと不自由したくらいですんでよかったです。

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 開演は夜7時から。野外ステージなので、暗くなるのを待つしかないのです。まずは「初音ミク -Project DIVA- f」の映像を紹介。もちろんこれだけじゃない。ぐぐっと音量が上がり、ユーザーからのコメントが次々と流れる。そしてミクさんの登場。巨大だ。噴水に映像を投射しているようなものなので、スクリーンが多重で厚みをもつような構造であることから、斜めの方向から見ると、ゴーストのようにたくさんのミクさんが重なって見えます。

どういうシステムになっているかはこちらを見ると分かりやすい
水のカーテンに向けてプロジェクタを照射している

 ディラッドボードとプロジェクタのシステムとの違いは、非現実性が強調されるところでしょうか。普通の人間のステージでもよくスモークをたいたりするわけですが、これはナチュラルに水煙。ミーク・オン・ザ・ウォーターと歌いそうになります。そしてミクさんは「実体」とは別に巨大スクリーンに大写しされるのではなく、最初から巨大。レーザーが、炎が舞うような演出もあり、盛り上がります。ファイヤー・イン・ザ・スカイです。

 「Weekender Girl」「ODDS&ENDS」「タイムマシン」の3曲を歌った後、アンコールに応えて登場したミクさんはライブ初となる「39」を歌い上げ、水の中に消えていきました。

ライブは盛り上がった

 主催者によれば、観客は約3000人。30分という短い時間でしたが、不安定なスクリーンでのパフォーマンスなのでこのくらいがいいのかな、とも思います。観客はみなさん満足のご様子でした。中学生、小学生くらいの女の子が多かったです。

 巨大なミクさんが消えた後、夏祭りエリアでもっと小さめのミクさんを探してみました。浴衣ミク、マトリョシカミクのコスプレイヤーさんほか、ドールミクの持ち込みもあったようです。

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ドールミクやコスプレイヤーさんたち

 ソニー・ウォークマンの初音ミク生誕5周年モデル展示もあり、緑と黒のモデルが並べられ、アンケートをとってました。アンケートには「初音ミクとソニーのさらなるコラボレーション展開を検討」という一文があったので、担当の方には「Androidウォークマンで」と答えておきました。ていうか、次もヤル気満々なのね。期待してますよ。

 「明日、Project DIVA- fでまた会おうね」とミクさんに言われた人は新DIVAを無事入手されたことと思いますが、いかがでしょうか。無事に会えました? Vitaもちゃんと買いました?

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