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金券ショップが続々と東京ディズニーリゾートのパスポート買取中止、その理由とはTDRの入場ゲート仕様変更で株価が動く!?

東京ディズニーリゾートの入場ゲートが仕様変更されたことで、各方面に影響が出ています。

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 東京ディズニーリゾートのチケット事情に、ちょっとした変化が現れています。

 少しでも安く夢と魔法の王国に行くのに、金券ショップでパスポートを探す人が多いのが実状。しかし、東京ディズニーリゾートのパスポートが「買取不可」扱いになっているお店が徐々に増えてきているのです。

 実はこれ、東京ディズニーリゾートの入場ゲートのちょっとした「仕様変更」が原因です。従来はチケットをするりと入れると上から出てくる自動改札型だったものが、徐々に「バーコード読み取り式」の新型ゲートに変更されています。これは、東京ディズニーリゾートが「ディズニーeチケット」を推進していることと関連しているようです。ディズニーeチケットは自宅のプリンタで印刷し、そのままゲートにかざしてパスポートとして使えるというもので、今回の変更はおそらく、このチケットの利用を前提とした大幅改修の一部と思われます(新型ゲートは従来のパスポートに印刷されたバーコードも読み取り可能です)。

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従来型のゲートはおなじみのするっと入れるタイプ
新しく登場したのは空港などで見かけるバーコード読み取り型

 ONETOPIディズニーでチェックしたところ、初めてこのタイプが登場し、Twitterで反応があったのは10月19日ころ。このときにはたいした変化には思えなかったのですが、実は一部にとっては大変な仕様変更でした。

 従来の自動改札タイプでは、ゲートをくぐると券面下部に穴が空き、使用済みであることが分かります。ところが、バーコードをかざす新しいタイプでは一見、使用済みかどうかは分かりません。東京ディズニーリゾート側はもちろんバーコードによっていつ使われたかをデータで管理しているので問題はないのですが、困ったのが金券ショップ。

 バーコード読み取り式の新型ゲートを利用した場合、外から見ただけでは使用済みか未使用か判断ができません。そのため、金券ショップは一括して「買取不可」とするしかないのです。この新型ゲート、現時点では数多くある入場ゲートのうちたった10機程度(10月28日時点)なのですが、金券ショップもかなり素早い対応をしており驚きます。転売を阻止するための方法だとしたら、なかなかスマートですね。

 そしてこのちょっとした仕様変更で二次的に影響を受けたのが意外にも「株主」。東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド社は、半期ごとに株主優待パスポートを発行しています。個人株主向けの雑誌などでも「お得な株主優待を提供する企業」の筆頭に挙げられるオリエンタルランド、この変更により、株主優待パスポートの換金ができなくなり、実質の利回りが低下するのではないか? と指摘されています(注:株主優待パスポート裏面には「本件は有償、無償問わず他人に譲渡できません」と書かれています)。

 関連があるのかは微妙なところですが、この変更が一般に知られることになった10月26日午後、それまで連日年初来高値を更新していたオリエンタルランドの株価が急激に下げています。まさか、ね……。

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10月26日のYahoo!ファイナンスでのオリエンタルランド株価

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