ニュース
アラブ世界で“カワイイ”が受けるワケ(前編)
アラブ首長国連邦(UAE)に招かれた日本のイラストレーター。“カワイイ”イラストでアラブの世界に飛び込んだ。
advertisement
アラブ首長国連邦(UAE)に本拠を置くアフメド・サレ・アル・ヤフェイさんは、世界の一流クリエイターを集めた「Abu Dhabi Art Hub」を運営している。彼はこのアートスペースを通じて、世界中の優れたクリエイターを招聘し、創作活動を奨励している。
今回紹介するイラストレーターの小野眞智子さんも、アフメドさんがスカウトした才能あるクリエイターの1人だ。
小野さんは幼いころから絵を描くのに熱中し、12歳のときに同人誌即売会に初参加した。それ以来、年に約10回という驚異的なペースでさまざまな即売会に参加してきた。当時、同人誌の販売には郵便を使うことが多く、彼女は何度となく郵便局を訪れた。そのことから、「将来は郵便局で働きながら、仕事のあとで絵を描き続けたい」と望むようになったという。結局はIT業界に就職し、イラストレーターと二足のわらじを履いたあと、今では専業のアーティストとして働いている。
advertisement
小野さんは最近、アフメドさんにUAEで絵を描いてほしいと誘われた。以前から海外に興味のあった彼女はすぐに引き受けた。大きなボードにペンで描く特別な技法と、かわいらしい題材で、彼女は「サブカルチャー分野」に飛び込んだ。
彼女はUAEでどんな作品を作り出したのだろうか? それは後編でお伝えする。→後編
原文:The Reason Why the Arab World Embraced "Cute" [1/2]
関連記事
欧州のオタクが熱い視線:14ユーロ(1400円)のプリクラに行列 マンガ・アニメだけじゃない「Japan Expo」
今年で13回目のJapan Expo。展開内容はマンガ・アニメに限らず、野球のバッティング体験コーナーあり、折り紙ありと、多岐に渡る。海外オタク見聞録:2次元の“嫁”と世界を旅する――君は「プロジェクト・ホロ」を知っているか?
今年初め、「狼と香辛料」のホロの立て看板と旅をする海外のアニメファンが話題になった。そんなアツいオタクが東京にやってきたので話を聞いてきた。カワイイ文化の発信拠点 キデイランド原宿店とはなんだ?
原宿のランドマークがリニューアルグランドオープン。海外セレブよりも前におもちゃに囲まれてみた。Japan Expoでフランス人熱狂:「ひねくれた子だった」――浦沢直樹が語る幼少時代、「MONSTER」「20世紀少年」制作秘話
「Japan Expo 2012」でマンガ家・浦沢直樹氏が講演。ライブアートにHemenwayとのセッションライブなどファンサービスもたっぷりで会場はスタンディングオベーションに包まれた。海外オタク見聞録:イタリア人オタクのコスプレ好きは異常?
日本でコスプレしてる外国人の多くはイタリア人。彼らにとってコスプレの総本山である日本への“巡礼”は重要なようです。パリでゾンビが増殖中!! 「アイアムアヒーロー」「テルマエ・ロマエ」に沸くJapan Expo
ヨーロッパ中からオタクが集まるJapan Expoは現地のマンガ出版社にとって格好のプロモーションの場。創意工夫にあふれた展示をご覧いただこう。
© Tokyo Otaku Mode Inc.