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パンスターズ彗星、観測のチャンス 西の空を見つめてみよう

見られるのは今回一度きり。西の空の水平線近くを見つめてみよう。

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 3月12日から週末にかけて、パンスターズ彗星(すいせい)が観測しやすくなると日本気象協会が伝えています。

 観測できる時間は太陽が沈んでから約1時間後まで。西の地平線に近い低い空で見られます。地平線に向かって落ちていくような感じで、尾を引いた彗星が見られるとのこと。


今日18時半頃(日の入りの約45分後)の東京の空のイメージ(画像:日本気象協会)

 同協会によると、今夜は東北から九州、沖縄にかけて晴れるところが多い見込み。日没直後で空が少し明るいため、「肉眼でもどうにか見られる」ものの、双眼鏡があった方が探しやすいとしています。

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 また国立天文台の見通しでは、3月下旬から4月上旬にかけては、日没後の西の空と日の出前の東の空で1日に2回見られるようになります。ただし低空でしか見ることができないため、観察条件はよくはないとのこと。


国立天文台 岡山天体物理観測所で撮影したパンスターズ彗星 (c)国立天文台

 パンスターズ彗星は2011年に発見された比較的新しい彗星。ハレー彗星のような一定周期で戻ってくる彗星とは違って、軌道が放物線状になっていて二度と戻ってこないと考えられているため、観測できるのは今回一度きりとなります。国立天文台は彗星観察キャンペーンを実施しており、観測スポットの投稿などを受け付けています。


放物線状の軌道を描くパンスターズ彗星 (c)国立天文台

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