ニュース
IBMが“原子”で描く世界最小のコマ撮り映画を作ったぞ
作品名は「A Boy and His Atom(少年と彼の原子)」。
advertisement
IBMがこのほど、原子のつぶを使った最高にミクロな映画を作りました。世界最小のストップ・モーション映画として、ギネス世界記録に認定されたそうです。作品のタイトルは「A Boy and His Atom(少年と彼の原子)」です。
撮影に使われたのは、IBMが生み出した「STM(scanning tunneling microscope:走査型トンネル顕微鏡)」という装置。原子の表面を1億倍超に拡大して観察できるそうです。重さなんと2トンの大型装置で、摂氏マイナス268度で動作します。
このSTMは、コンピューターによる遠隔操作で原子や分子を目的の位置に配置する機能を持っています。この機能を使い、原子のつぶつぶで少年の姿などを描き、それを観測し、静止画にする――この繰り返しで合計242コマの“原子映画”を作り出しました。
advertisement
実際に映画を見てみると、いかにも顕微鏡といった雰囲気の世界を、原子のつぶつぶが見事に動きまわっているではありませんか! 描かれた「少年」や「彼の原子」のユーモラスな仕草が、楽しい気持ちにさせてくれます。
さて、ねとらぼとしてはこの映画を見てはちゅねミク小型化戦争が真っ先に頭に浮かんだわけですが、もしこの手法ではちゅねミクを描けば、ついに小型化の限界を迎えることになる……のでしょうか。
関連記事
はちゅねミクはどこまで小さくなるのか ついに理論上の限界に到達
はちゅねミク小型化戦争に新展開。きのこの山とたけのこの里が戦う お菓子で作った「きのこたけのこ戦争」動画がアツい
きのこの山とたけのこの里を使ってコマ撮りした動画「きのこの山の暗殺者」が凝ってて面白い。毛糸で編んだソフトクリームをコマ撮り、逆再生すると……こ、これはしゅげい!
容器から毛糸がびよーんと出てきて、ひとりでに渦を巻き、あっという間にソフトクリームに――そんな動画がニコニコ動画に投稿されています。これはしゅげい……じゃなくてすごい。一体どうやって作っているの!?ニコニコ超会議2:朝4時起きを半年間――力作「紙ミク踊らせてみた」は文字通りの“紙”動画だった
クリエイターズサミットブース「動画アワード座談会」では、人気動画の投稿者が制作時の苦労を明かした。あの迫力を完全再現! ドラゴンボールのフィギュアで作ったストップモーションアニメがハイクオリティすぎる
原作ファンも納得の出来栄え。付箋紙で作った「スーパーマリオ」のストップモーションアニメがイイ感じ
付箋紙を使ったことでうまい具合にドット絵感が出ています。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.