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作家が二次創作同人誌を認める「同人マーク」が始動 赤松健さんの新作で使用
ライセンスやFAQも発表され、詳細が明らかに。
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作家が二次創作同人誌を認めるときに使う「同人マーク」の運用が始まった。8月28日発売の週刊少年マガジン39号に、同マークをつけた赤松健さんの新作「UQ HOLDER!」が掲載されている。
同人マークは、作家が自分の作品について、ファンによる二次創作同人誌の製作・即売会での配布を認める意思表示をするためのマーク。日本がTPP(環太平洋連携協定)に参加し、著作権侵害が非親告罪化した場合でも、ファンが安心して同人活動ができるようにと漫画家の赤松健さんが発案し、デザインは公募で決められた。
利用の詳細については、クリエイティブ・コモンズの日本支部であるコモンスフィアが「同人マーク・ライセンス1.0」「同人マークFAQ」を公開している。デジタルデータ・ネット配信については、これまで発表されていた通り、同人マークの許諾範囲には“含まれない”。その理由については、「できるだけ多くのオリジナル作品の作者が利用しやすいマークにするため、作者の間で考えが分かれそうな部分については狭めにライセンスの範囲に設定した」としている。
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