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DeNAが週刊マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」創刊 「進撃の巨人」スピンオフなど日本語/英語で配信

開始当初のラインアップは28作品。編集長はマンガ原作者の樹林伸さんが務める。

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 ディー・エヌ・エー(DeNA)は12月4日、人気マンガ家の連載作品を無料で読めるiPhone/Androidアプリ「マンガボックス」を公開した。「進撃の巨人」のスピンオフ「寸劇の巨人」や「金田一少年の事件簿」のスピンオフ「高遠少年の事件簿」など28作品を日本語/英語で連載する。編集長はマンガ原作者の樹林伸さんが務める。


メインターゲットは20~30代の男性

 マンガボックスは週刊のマンガ雑誌アプリ。講談社や小学館と提携し、異なる出版社の人気マンガ家の新作や人気作のスピンオフを集約した。最新話は毎週水曜日から毎日3~5作品ずつ更新され、会員登録なしで閲覧できる。バックナンバーも過去12号分がいつでも読める。それ以前の部分は「アーカイブ」から冒頭100ページ程度を公開する。

 その先は、単行本/電子書籍として販売するほか、ゲーム化したり、映像化/商品化したりとマルチメディア展開を検討していく。「両者(出版社とDeNA)の強みを持ち寄って新しい何かを提供したい」「フルスイングでヒットサービスにしたい」と、DeNAの守安功社長は意気込む。

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閲覧ページにほかの作品へのリンクも

 ラインアップは「寸劇の巨人」(原作:諫山創、マンガ:hounori)「高遠少年の事件簿」(原作:天樹征丸、マンガ:さとうふみや)といった新作のほか、「攻殻機動隊S.A.C.」(衣谷遊)「シュート!」(大島司)「奴隷区」(原作:岡田伸一、マンガ:オオイシヒロト)「女に惚れさす名言集」(地獄のミサワ)など。英語版を用意し、将来的には多言語対応していく。

ミサワも英語です

 樹林さんによると、マンガボックスは「カラーがないのがカラー」で「どんな作品でも受け入れていく」方針。おもちゃ箱をのぞくような感覚で、琴線に触れる作品を探して欲しいという。「これが成立するのは無料だから」と樹林さん。新人発掘にも力を入れ「オーソドックスな作品もエッジの効いた作品も放り込んでいきたい」と語る。

 昨今のマンガ誌の部数低迷については「原因は立ち読みが少なくなってきているから。コンビニでもマンガ誌はヒモでしばられている。蛇口が閉まっている」と語り、無料で読めるマンガボックスは「立ち読みを補ってくれるんじゃないか」とアピール。「紙のマンガを否定するのではなく、マンガボックスを通じて紙のマンガに戻ってきてほしい」と話した。


樹林さんとゲストの福田彩乃さんが大きなスマホの前でマンガトーク

左から講談社の古川公平取締役、DeNA守安社長、樹林さん

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