advertisement
ドワンゴは、無料コンテンツを配信してきた「ニコニコ静画(電子書籍)」で、10月24日から有料の電子書籍を販売する。国内の出版社124社と提携し、コミック、ライトノベル、写真集など、約3万冊をそろえた。特にコミックは配信数が「日本最大級」という充実ぶり。「本屋に平積みしてるものはだいたいある」(ドワンゴ企画開発部の伴龍一郎部長)という。
サービス開始に先立って公開された配信タイトルリストを見てみると、「ONE PIECE」(集英社)、「宇宙兄弟」(講談社)、「名探偵コナン」(小学館)、「図書館戦争」(角川書店)などビッグタイトルがずらり。それらにコメントを付けながら読むことができる。
ニコニコ静画を率いる伴部長は10月17日の発表会で、「青空文庫、Wikipedia、楽譜とかありません(笑)」と水増しなしのラインアップを強調。「ニコニコは本屋になる」「僕は紙を買うのをやめる。ここになければ営業行って取ってきます」と宣言した。
まずはPCに対応し、ニコニコポイントで決済する。近日中にiOSアプリ「ニコニコ静画(電子書籍)」もアップデートによって“書店”にリニューアル。仮想通貨「ニコ書券」を使ってアプリ内課金で購入できるようにする。アプリでは、集英社による公式ストア「ジャンプコミックス」もオープンする予定となっている。
有料コンテンツの開始に合わせ、ニコニコ静画の書籍ビューアではブロマガの記事も閲覧できるようになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ニコニコ静画史上初! ニコニコ静画から誕生した連載マンガのテレビアニメ化決定
「ニコニコ静画」で連載するマンガ「戦勇。」のアニメを「niconico」の公式動画配信サイト「ニコニコチャンネル」で放送する。 - ニコニコ静画で漫画投稿が可能に イベントを登録できる「ニベントカレンダー」も
ニコニコ静画でユーザーが漫画を投稿できるようになった。 - ニワンゴがコメント投稿できる電子書籍サービス開始 「角川ニコニコエース」も創刊
ニコニコ動画のようにコメントを投稿できる電子書籍サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」がスタート。無料の電子雑誌「角川ニコニコエース」も創刊した。 - このイラストどこがけしからん? 「ニコニコ春画」に「けしからん性力図」登場
ニコニコ春画で、投稿作品のどの部分が「けしからん」か指定したり、ほかのユーザーが指定した場所を確認したりできるようになった。