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“福島で鼻血”描写で批判殺到の「美味しんぼ」 スピリッツが特集記事で識者の見解を掲載へ

5月19日発売号と同誌のホームページ上に特集記事を掲載します。

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 週刊「ビックコミックスピリッツ」の編集部が、福島の原発事故に関する描写で「風評被害を招く」といった批判が続出している漫画「美味しんぼ」の騒動にからみ、特集記事で識者の見解や批判を掲載すると告知しました。5月19日発売の25号と、同誌のホームページに掲載される予定です。


「ビッグコミックスピリッツ22・23合併号」に掲載された美味しんぼ

 問題となっているのは、「ビッグコミックスピリッツ22・23合併号」に掲載された、福島第1原発の見学から帰ってきた主人公らが原因不明の鼻血を出すといった一連の描写です。主人公は病院で「放射線と鼻血を関連づける医学的知見はありません」といった説明を受けるものの、その後、他のキャラクターも鼻血や疲労感を訴えたり、双葉町元町長の井戸川克隆氏が作中に登場し「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と語ったりするところで漫画が終わっています。

 この内容に対しネットなどで「風評被害を招く」「ミスリードにつながる」といった批判が続出し、「炎上」状態に。大手新聞もニュースとして取り上げるなど、大きな騒動に発展しています。こうした状況を受け、同誌は特集の掲載を決めたものと思われます。

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