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「切り裂きジャックの正体判明」の主張にミスの指摘

「切り裂きジャック」の正体を突き止めたと名乗る人物現れましたが、DNA分析の際にミスがあったようです。

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 英ロンドンで1888年に発生した未解決の連続猟奇殺人事件の犯人「切り裂きジャック」の正体を突き止めたと名乗る人物が9月に現れましたが、決め手としていたDNA分析に誤りがあったと指摘されています。

 「安楽椅子探偵」を自認するイギリスの企業家ラッセル・エドワーズさんは先月、当時6人いた主要な容疑者の1人、アーロン・コスミンスキ(Aaron Kosminski)が切り裂きジャックだとする書籍を刊行しました。コスミンスキの子孫の協力を得て、オークションで入手した事件の遺留品についた体液をDNA分析したところ、コスミンスキが犯人と分かったと主張していました。


エドワーズさんの書籍「Naming Jack the Ripper」

 この主張については切り裂きジャック関連情報サイトcasebook.orgなどで、疑問が提示されていました。

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 英Independentによると、分析には基本的な間違いがあったとのこと。エドワーズさんからDNA分析を委託された生物学者は「314.1C」という珍しいDNA変異を発見したと報告していましたが、専門家は、これは実は欧州人の99%が持つ「315.1C」だと指摘しています。

 エドワーズさんの書籍を刊行した出版社は、分析ミスについて調査中としています。切り裂きジャックの正体はまだ確定とはいかないようです。

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