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北斎の絵が立体に!! 視覚障害者のための“手でみる絵画”がすごい
元の絵から3Dデータを作り、3Dプリンタで制作しています。
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「3D北斎ほしい」「モデリング能力凄いな」――3Dプリンタで立体的に造形された北斎の浮世絵がTwitterで話題を呼んでいます。富嶽三十六景の1つで、富士山をバックに巨大な波が描かれた名作「神奈川沖浪裏」を、波の1つ1つにいたるまで丁寧に立体化し、波が画面からせり出した迫力のあるアートに仕上がっています。これはすごい!!
すごい!!
実はこの作品、視覚障害者のための「手でみる絵画」として制作されたもの。国立特別支援教育総合研究所の大内進さんの研究に、3Dデジタルツールの販売などを行うケイズデザインラボが協力し、制作しました。「手でみる絵画」は、イタリアのアンテロス美術館の学芸員ロレッタ・セッキさんが、視覚障害を持つ人のための絵画鑑賞プロジェクトとして1994年に取り組みをはじめ、大内さんらによって日本でも研究が進んでいます。
さらにこの作品、制作手法もユニークです。まず、石膏の原型を3Dスキャンし、それを「Geomagic Freeform」というデジタルモデリングツールを使って形を整えているんだそう。このGeomagic Freeformは、ペンのようなデバイスを使って“彫刻”感覚で3Dデータを整形できるツール。ペンで実際に画面上のデータを触ると、その感触がペンにフィードバックされるんだとか。デジタルだけどアナログ!!
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作り方に工夫あり
こうして3Dプリンタで出力された立体版「神奈川沖浪裏」は、湘南藤沢にある「Fujisawa SST」内にオープンした「湘南T-SITE」1号館2階ラウンジにて展示中です。
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