「悪魔城ドラキュラ」の五十嵐孝司さんの新作がKickstarterに登場→目標50万ドルをすぐに達成！

　「悪魔城ドラキュラ」シリーズの五十嵐孝司さんの新作「Bloodstained: Ritual of the Night」がKickstarterで5月11日10時（太平洋標準時）から支援の募集を開始し、1日経たないうちに目標金額の50万ドルを達成しました。

　「Bloodstained: Ritual of the Night」は、ゴシックホラー探索タイプの2.5Dアクションゲーム。プラットフォームはPC、Mac、Linux、Xbox One、PlayStation 4などが予定されています。音楽は「悪魔城ドラキュラ」シリーズの山根ミチルさん、開発はインティ・クリエイツ。

　主人公は18歳の女性・ミリアム。錬金術師によって魔力を取り込む鉱物「結晶」と融合させられ、その副作用で結晶に肉体を侵食されています。その浸食はバラの花のように見えるという設定です。……興奮してきました！　紹介されているストーリーはこちら。

18世紀終わり、急激な科学の進歩は魔術を非科学的なものとして世界は物質的なものに傾倒していった。科学と魔術を融合させた研究でその地位を確立していた錬金術ギルドは、自分たちだけが持つ利益を失うことを恐れて精神世界を失うことは悪魔を呼ぶことだと流布する。しかし、それでも止まらない科学の進歩は錬金術師たちを暴走させる。身よりの無い子供たちを集め、魔力と融合する魔道人間を作りそれらを生贄に地獄をこの世に召喚を試みる。実験は成功するものの、その1年後ギルドは突如壊滅する。それから10年の時が流れ、その跡地に巨大な魔力と共にまがまがしい城が現れる。

　ミリアムは、ヨハネスのサポートを借りながら、かつての仲間ジーベルとの戦いに赴きます。敵の魔力をプレイヤーの技に変換する「魔力錬成システム」などを使いつつ、城の中を進んでいきます。お、面白そう……。

　支援のプランはさまざまですが、支援者が集まっているのは「完成ゲーム」や「完成ゲーム＆サウンドトラックCD＆クレジットに名前」などのプラン。中には「ゲーム内に自分の肖像画が登場する」プランや「自分のペット（または好きな動物）がゲーム内で敵として登場する」プラン、「完成したゲームを五十嵐さんと一緒にプレイする」プランなども用意されています。

　五十嵐さんは支援が集まれば敵やボス、武器やモードなどを増やした「もっと規模の大きいゲームを作れる」と語っています。現在、1万2000人以上が支援しており、支援金額は92万ドルを突破。募集は6月12日に終了予定です。

（青柳美帆子）