ニュース
「個人情報を削除してあげる」電話は詐欺 国民生活センターが注意呼びかけ
個人情報の流出事件に便乗した不審な勧誘電話にご注意を。
advertisement
個人情報の流出・漏えい・紛失事件が多発していることに便乗して、「あなたの個人情報が漏れているので、削除してあげる」といった電話をかけてくる詐欺が増えていると国民生活センターが注意を呼びかけています。
個人情報流出の報道があると、消費者の不安な心理を突いた勧誘や不審な電話に関する相談が増える傾向があると同センター。過去には「あなたの情報が流出していないか確認している」「流出した名簿にあなたの名前がある。このままでは口座凍結される」といった不審な勧誘に関する相談が寄せられているとしています。最近では公的機関名を名乗って「あなたの個人情報が漏れているので、削除してあげる」などと電話をかけてきてお金をだまし取る詐欺も急増しているとのこと。
このような勧誘に対して同センターは、相手にせずに電話を切ること、金銭を要求されても絶対に払わないことをアドバイス。少しでも不安を感じたら、すぐに近くの消費生活センターなどに相談するよう勧めています。
advertisement
例えば、日本年金機構での個人情報流出が発覚した後に、同機構をかたる不審な電話が発生しています(関連記事)。同機構は「お客様へお電話やメールでご連絡をしたり、金銭を求めることは絶対にありません」として注意を促しています。同機構は情報が流出した加入者に文書を郵送して通知する方針です。
関連記事
年金情報流出で日本年金機構をかたる不審な電話が発生 「日本年金機構から加入者に電話をかけることはない」と注意喚起
現金の振り込みなどを要求する詐欺に注意を。日本年金機構に不正アクセス 年金情報約125万件流出 ウイルスメール開封が原因か
専門フリーダイヤルを開設するなどして、個別への対応を進めています。公的機関をかたり個人情報削除を持ちかける詐欺に注意
ダマされてはいけない。消費者生活センターへアダルトサイトに関する相談 2014度は10万件を突破して過去最多に
スマートフォンでトラブルに合うケースや、女性や高齢者からの相談も増えているそうです。遠隔操作によりプロバイダーを変更 電話勧誘のトラブル急増で国民生活センターが注意喚起
「電話でプロバイダー変更を勧誘され、よく分からないまま遠隔操作で変更してしまった」といった相談が寄せられている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.