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新種の恐竜卵の化石、兵庫県丹波市で発見 「ニッポノウーリサス・ラモーサス」と命名

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 兵庫県丹波市山南町に分布する篠山層群で、日本初発見を含む5種類の小型恐竜の卵殻化石が確認されたと、兵庫県立人と自然の博物館が発表しました。うち1種類は、新卵属・新卵種であることが明らかになったとしています。

兵庫県立人と自然の博物館公式サイトより

 新卵属・新卵種の恐竜のタマゴは「ニッポノウーリサス・ラモーサス」と命名。Nipponは「日本」、Oolithusは「卵の石」という意味のギリシャ語。Ramosusはラテン語で「枝分かれした」の意味で、卵殻外表面の特徴的な装飾模様に由来します。

 ほかには1種類のハドロサウルス類の卵殻、日本初発見となる3種類の獣脚類恐竜の卵殻が確認されています。恐竜卵殻化石の報告に乏しい日本で、5種類の卵殻化石が確認されたのは特筆すべき出来事とのこと。

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 同博物館とカルガリー大学の研究者がこの研究成果をまとめた論文が、6月29日付けの学術誌「Cretaceous Research」に掲載。論文の出版に合わせて7月21日から8月31日まで「兵庫県立人と自然の博物館」にて化石の臨時展示を行うほか、クリーニングを完了させたのち、追加論文を出版する予定です。

高城歩

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