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「ひょっこりひょうたん島」舞台化に原作者・井上ひさし氏の妻が反対表明 設定やキャラクター名「使用されるべきではない」

舞台は12月15日に上演決定。

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 12月15日から上演が予定されている、劇団「こまつ座」による舞台「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」について、原作者である井上ひさし氏の妻で、井上ひさし氏の著作権を継承している井上ユリ氏が、公式サイトで舞台化に反対するコメントを発表しました。

 コメントによると、今年の5月下旬に舞台化の企画書とプロット案がこまつ座から井上ユリ氏あてに送られてきたそう。「元の作品は使用せず、新しい台本で作るので許諾をとる必要はないが、著作権者である井上ユリ氏の理解を得たい」との旨がつづられており、それに対して井上ユリ氏は舞台化に反対する意思を6月10日付で伝えたとのこと。しかし、こまつ座は7月7日に「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」の上演決定を発表。こうした流れを受けて、井上ユリ氏は今回のコメントを出したとしています。

大人気人形劇のひょっこりひょうたん島(NHKエンタープライズキャラクターページより

 井上ユリ氏はコメントで、「各関係者の承認を得ることなく、このような形で舞台化されようとしていることは非常に残念です」とあらためて自らのスタンスを表明。「許諾申請の必要がない新作であるならば、『ひょっこりひょうたん島』の名称、設定、キャラクター、役名は、使用されるべきではありません」「『ひょっこりひょうたん島』という60年代の作品にしばられることなく、真新しい作品をうみだされることを希望します」とコメントしています。

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笹原新之介

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