GYAOと漫画家赤松健がJコミックテラス設立 無料電子コミックサービス「マンガ図書館Z」の提供を開始
「絶版マンガ図書館」がサービス拡充してリニューアル。
GYAOと漫画家の赤松健さんが6月16日に「株式会社Jコミックテラス」を設立。Jコミが運営する「絶版マンガ図書館」の事業を引き継ぎ、8月3日より「マンガ図書館Z」としてリニューアルした。
2010年に立ち上げた電子書籍サイト「Jコミ」が昨年7月11日より「絶版マンガ図書館」として大幅にバージョンアップ。「古今東西の全てのマンガを収集し、『日本のマンガ文化の100%保存』の一翼を担う」「絶版マンガの海賊版を、完全に撃滅する」を目的に運営していた。
「マンガ図書館Z」も引き続き出版社が取り扱わないマンガ作品を電子書籍化して、広告付きで無料配信することを主軸にしたサービスとなる。リニューアルに際してプロ・アマチュアを問わず、作家が自由に自分の作品をアップロードして公開できるプラットフォームへ刷新。51カ国語への自動翻訳に対応した新型ビューワーでの無料閲覧に加え、「電子透かし入りPDF」のダウンロード販売、Kindleストアでの有料販売に対応した。また、作家の許諾を得た未単行本化作品などのプリント・オン・デマンド販売も今秋販売開始を予定している。
作品内で配信される広告で得た収益は、各作品を提供している作家へ100%還元。販売で得た収益も最大限作家に還元するとしている。「マンガ図書館Z」の提供により海賊版を撲滅し、作家の収益を最大化することで、電子書籍および出版市場の健全な発展に寄与すると打ち出している。
なお、月額300円(税別)の「プレミアム会員」入会者へ、「ビューワー内の広告表示なしで作品を楽しめる」「電子透かし入りPDFを毎月1冊選んでダウンロードができる」「成人向け作品が読める」「本棚への登録可能冊数が無料会員の7冊から5000冊に拡大する」といった特典を受けることができる。
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詳細は7月10日に発表。これは楽しみだ!
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