漫画家4人の「執筆現場」に密着！　NHK番組「浦沢直樹の漫勉」スタート

　東村アキコさん、藤田和日郎さん、浅野いにおさん、さいとう・たかをさん――超人気漫画家の仕事の現場に、同じく超人気漫画家の浦沢直樹さんが迫る番組「浦沢直樹の漫勉」がNHK Eテレで放送されます。9月4日から、毎週金曜日23時～23時44分に放送予定です。

　「YAWARA！」「21世紀少年」など数々の人気漫画を世に送り出してきた浦沢さんが、一流漫画家の仕事場を訪問し、漫画が生まれる瞬間を漫画家ならではの目線で取材したドキュメンタリー番組。2014年に放送したパイロット版に続き、今回は「ファーストシーズン」と銘打って全4回を放送します。

　第1回（9月4日放送）は、「海月姫」などの作品でお馴染みの東村アキコさんに密着。業界屈指といわれる執筆スピード、10人以上のアシスタントとのチームワーク、人物の表情にとことんこだわる制作スタイルなどがカメラの前で明らかになっていきます。

　第2回（9月11日放送）は、「うしおととら」の藤田和日郎さん。下書きをほどんとしないままにペンを入れ、そこに何度も何度もホワイト（修正液）を入れることで、線を彫りだすように描いていく藤田流の作画手法に迫ります。

　第3回（9月18日放送）は「おやすみプンプン」の浅野いにおさん。写真をPCで処理するデジタル手法と、アナログのペン先で描き出したイラストを融合させるという、現代ならではの漫画制作の現場を取材します。

　第4回は劇画の巨匠、さいとう・たかをさんが登場。スタッフによる協業制を漫画界に取り入れた先駆者であるさいとうさんの仕事を、47年間連載が続く「ゴルゴ13」の制作現場からひも解きます。