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Wikipedia、ステマ投稿で300件以上のアカウントをブロック
英語版Wikipediaで、多数のアカウントが報酬をもらっていることを明らかにせずに宣伝書き込みをしていることが明らかになった。
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Wikipediaを運営するWikimedia Foundationは、英語版Wikipediaでいわゆる「ステマ」を行っていたアカウント300件以上をブロックしたと発表した。
ボランティア編集者による調査の結果、報酬をもらっていることを明らかにせずに企業などを宣伝する書き込みを行ったとして、381件のアカウントを規約違反でブロックし、210件の記事を削除した。削除した記事のほとんどは、企業やビジネス関係者、アーティストを宣伝するような内容で、偏った情報や事実をゆがめた情報が含まれていたという。
2013年には、Wikipediaで大量の匿名アカウントを使って顧客企業に有利な記事編集を行っているPR会社の存在が発覚したこともある。Wikipediaではそうしたステマ問題を受けて、有償で寄稿する場合は、雇用主や顧客情報を開示しなければならないと利用規約に定めている。
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Wikipediaをステマビジネスから守れ! 利用規約改定に向けた意見を募集
ウィキメディア財団は、報酬を受け取って顧客の利益につながる編集を行うことについて制限を設ける考えです。AOLがステマについてお詫び 現在はガイドラインを順守していると報告
一部順守されていない記事があるのではないかとの指摘も。「Yahoo!ニュース」のステマ記事排除問題、マイナビニュースが「一部に誤解を招く表現があった」とコメント
現在は広告企画と編集記事の区別を明確化しているそうです。「Yahoo!ニュース」ステマ記事排除について声明 同日3媒体が配信停止も関連性はなし?
Yahoo!ニュースのスタッフブログ発。HIKAKINらユーチューバー所属事務所 タイアップ時の「提供」表示義務付け ステマ防止で
タイアップやコラボ動画には明確に提供を表示するなどのガイドラインを策定しました。
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