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第1回 2016年春の花粉飛散予測

今年飛散量の少なかった大阪はおよそ2倍近くになる予想。

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 日本気象協会は7日、第1回の「2016年春の花粉飛散予測」を発表しました。今年の春の花粉飛散数は西日本を中心に少なく、東北で多くなりました。来年の春の花粉飛散数は、九州から関東甲信にかけて今年の春と同じか上回る見込みです。

日本気象協会の花粉飛散予測

 日本気象協会は7日、全国・都道府県別の2016年春の花粉飛散予測(スギ・ヒノキ花粉、北海道はシラカバ)を発表しました。

 今回の予測は、今年の夏の気象条件などを基に作成しています。今後、花芽調査などのデータを加え、更新していく予定です。

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花粉の飛散数は夏の天候次第

 花粉の飛散数は、前年の夏の天候が大きく影響します。前年の夏の天候に、気温が高く・日照時間が多く・雨が少ないといった気象条件が揃うと、花芽が多く形成されるため、翌年の花粉の飛散数が多くなると言われています。

今年の夏の天候

 北・東日本と西日本で天候が分かれました。

【気温】

  • 東北、関東甲信……7月下旬から8月上旬は太平洋高気圧が強まり、平年より高い。
  • 北陸、東海……気温の高い時期と低い時期があったため、平年並み。
  • 近畿から西……前線や台風、南からの湿った空気の影響を受けやすく、西日本は2年連続の冷夏。

【日照時間】

  • 北海道から関東甲信、北陸……ほぼ平年並み。
  • 東海から西……少ない。特に西日本太平洋側では特に少なくなりました。

【降水量】

  • 北海道や東北、北陸……平年並みか少ない。
  • 関東甲信から西……平年並みか多い。西日本太平洋側はかなり多い。

2016年春の花粉飛散数

【今年と比べた花粉飛散数】

 西日本ではほとんどの地域で、多くなるでしょう。東北地方はやや少なくなる見込みです。

【例年と比べた花粉飛散数】

 東北は夏の気象条件が揃ったため、多くなる見込みです。その他の地域では、夏の気象条件が揃わなかったため、例年より少なく、非常に少ない地域もあるでしょう。

 なお、東京は今年並み、今年少なかった大阪はおよそ2倍近くになる予想です。

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