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JR姫新線のワンマン列車、無人駅を誤って通過 原因は「運転士が一時的に停車駅であることを失念した」

乗れなかった2人はタクシーで目的駅まで配送して対応したそうです。

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 10月29日の午前9時16分ごろ、JR西日本・姫新線のワンマン普通列車が停車するはずの無人駅の西勝間田駅(にしかつまだえき、岡山県勝田郡)を誤って通過してしまうトラブルが発生しました。原因は、運転士の52歳男性が一時的に停車駅であることを忘れていたため。JR西日本は「ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しています。

西勝間田駅のホーム(Googleマップより)
「列車が停車駅を通過した事象について」と謝罪文をリリースするJR西日本

 停車の失念が起こったのは、佐用駅8時32分発・津山駅9時31分着のワンマン運転普通列車1両編成。運転士は次駅である美作大崎駅に停車した際に、予定時刻よりも早い到着に違和感を覚え、西勝間田駅を通過してしまったことに気付きました。

 西勝間田駅で列車を待っていた利用客は2人。列車が通過したため管轄(かんかつ)の有人駅である津山駅へ苦情の電話を入れました。津山駅側はタクシーを手配し、2人を目的駅の津山駅まで送って対応。通過した列車は運転士を交代せずに運行を続け、列車の遅れなどは発生しませんでした。乗客は約20人で、特にケガもなかったとのこと。

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西勝間田駅のホームと、10月29日の津山方面ダイヤ

 西勝間田駅は田山に囲まれた、単式1面1線のホームを持つ無人の地上駅。津山方面は平日に1日普通列車が7本、快速列車が1本通り、今回通過したあと次に来る列車は約2時間30分後でした。JR西日本・岡山支社の広報担当者は謝罪とともに、「今回の件を受け止め教育を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。

黒木貴啓

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