手書き特化タブレット「enchantMOON」販売終了へ

　ユビキタスエンターテインメントの「enchantMOON S-II」が年内で販売を終了することが明らかになりました（関連記事）。enchantMOONの公式サイトによると、無償サポートは購入日より1年以内であれば対応し、有償サポートや付属品販売などに関しては今後も継続していくとしています。

　独自のOS「MOONPhase3.0」を搭載する手書きに特化した8型タブレット端末。同社の清水亮CEOのブログでは、「手書き認識エンジンのMyScriptの開発ライセンス料が、年間契約であり販売して得た利益よりも高く、販売を続ける限り赤字が出る」ことや、「（ハードウェアの）改良を続けることにも限界があり、ゼロから見直すことができる時期に来た」ことなど販売終了の理由がつづられています。

　ブログでは販売終了に伴い廃棄処分しなくてはならない数百台の在庫について、学校や地方自治体などへの寄付を検討しているようです。また、次なる展開についても触れていました。