YEN TOWN BANDが20年ぶりに新曲　岩井俊二監督のMVは「スワロウテイル」から20年後を描いたアニメ

　岩井俊二監督で1996年に公開された映画「スワロウテイル」。その劇中に登場する架空のバンド、YEN TOWN BANDが復活。12月2日、シングル「アイノネ」のリリースとともに、ミュージックビデオが公開されました。実に20年ぶりの新曲です。

　架空の歴史をたどった日本にある街を舞台とし、そこに集まる移民たちを描いたスワロウテイルは、無国籍な雰囲気が感じられる作品で、CHARAがYEN TOWN BANDのボーカルとして歌う「Swallowtail Butterfly ～あいのうた～」は当時話題となりました。

　そのYEN TOWN BANDが20年ぶりにリリースした新曲「アイノネ」は、大木伸夫さん（ACIDMAN）、尾崎世界観さん（クリープハイプ）、Salyuさん、清水依与吏さん（back number）、miwaさんの5人がコーラスとして参加。今後YEN TOWN BANDは、2016年のアルバム発売や年末のライブ出演などを行う予定としています。

　スワロウテイル同様、MVも岩井俊二さんが監督を務め、スワロウテイルの世界の20年後を描いたアニメーションとなっています。制作は2015年2月に公開された同監督のアニメ―ション映画「花とアリス殺人事件」と同じチーム。約2800枚の原画を使用したといいます。

　アイノネのリリースと同時に、YEN TOWN BANDが1996年に76万枚を売り上げたアルバム「MONTAGE」のデジタルリマスター盤もリリース。こちらの初回限定盤の特典DVDには、映画「スワロウテイル」が収録されています。