終電で寝過ごした人を街まで送り届けてくれる高尾駅発「寝過ごし救済バス」がいいサービスだと話題に
忘年会シーズンの酔っぱらいたちのニーズに応えてる!
終電でつい寝てしまい気が付くと全然知らない駅にいた――。忘年会シーズンになると特に増えるそんな乗客たちのため、西東京バスが行っている「寝過ごし救済バス」がいいサービスだと話題になっています。
「寝過ごし救済バス」は、JR中央線の中央特快最終電車の終点である高尾駅から八王子駅に向かうバス。多くの電車の終着駅になっている高尾駅ですが、駅の周囲には宿泊施設や深夜営業を行っているお店がほとんどないため、うっかり終電でたどり着いてしまうと始発を待つことも困難になります。筆者も以前飲み会を終えて千葉方面に帰るはずが気が付くと正反対の方向である高尾にいて、ものすごく途方に暮れたことがありました……。
救済バスはそんな乗客たちを、ホテルや朝まで営業しているお店の多い八王子駅まで送り届けてくれる忘年会シーズン限定のサービス。休日前の12月11日、18日、22日、25日の4回運行し、深夜1時5分に高尾駅北口のりばを出発し1時32分に八王子駅に到着します。運賃は日中の倍額となる880円。やはり寝過ごして高尾駅に着いてしまった経験のある元サラリーマンの運転手が提案し、昨年に試行したところ好評だったことから今年も運行されています。なんて酔っぱらいのニーズを把握したサービスなんだ!
ネット上では身に覚えのある人たちを中心に「素晴らしい商売だ」「いいことするなー西東京バス」と賞賛されて話題に。「うちの地元の駅でもやってほしい!」とサービスの拡大を望む声もあがっていました。もちろん寝過ごすほどお酒を飲まないように注意するのが一番ではありますが、付き合いも増える忘年会シーズンの酔っぱらいたちには心強い味方になってくれそうです。
(たろちん)
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